今回は「新年度も変わらぬお付き合いのほど」という表現について解説します。
どのような使い方をするのでしょうか。
詳しく見てみましょう。
「新年度も変わらぬお付き合いのほど」とは?
「新年度も変わらぬお付き合いのほど」とは?
「新年度も変わらぬお付き合いのほど」は、「新年度」、新しい年度のことです。
通常、日本では4月から新しい年度に切り替わります。
「変わらぬ」は「これまでと同様」という意味です。
「お付き合い」は「付き合い」に丁寧表現の「お」を付けたもので、「のほど」はビジネスシーンでは良く使われる表現で、断定を避けて柔らかい表現にする効果があります。
「新年度も変わらぬお付き合いのほど」は、「4月から次の年度に変わりますが、これまでと変わらない付き合い、関係を続けてくださいね」という意味になります。
「新年度も変わらぬお付き合いのほど」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「新年度も変わらぬお付き合いのほど」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
では、「新年度も変わらぬお付き合いのほど」はどう使うのが正しいのでしょうか。
ビジネス文書や、個人あての手紙はA.頭語(拝啓、謹啓など)B.時候の挨拶C.相手の繁栄を喜ぶ言葉または感謝の言葉、相手の安否を尋ねる言葉、自分の現状を伝える言葉④本文D.結びの言葉で構成されています。
「新年度も変わらぬお付き合いのほど」はD.の「結びの言葉」、締めの言葉で使われるもので、新しい年度に切り替わる前に出す挨拶状やメールで使用される言葉です。
ほとんどの場合、「新年度も変わらぬお付き合いのほど」と「よろしくお願いいたします」という言葉をセットで使います。
ビジネスは、相手がいて成り立つものです。
取引先、顧客と良い関係を保つ、続けるということは一番重要と言えるかもしれません。
そのため、挨拶状などで折を見て手紙やメールを送って連絡を取り、日頃の関係が続いていることに対する感謝と、これからもその関係を保ち続けたいという希望を相手に伝えることをする必要があります。
「新年度も変わらぬお付き合いのほど」を使用した例文
「新年度も変わらぬお付き合いのほど」を使用した例文
『新年度も変わらぬお付き合いのほど、どうかよろしくお願いいたします』
『今年度も○○様には大変お世話になりました。
新年度も変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願 いします』
『さらなる努力を重ね、お客様の声を大切にする所存でございます。
何卒、新年度も変わら ぬお付き合いのほどよろしくお願いいたします』
「新年度も変わらぬお付き合いのほど」の類語や言い替え
「新年度も変わらぬお付き合いのほど」の類語や言い替え
では、「新年度も変わらぬお付き合いのほど」を他の言葉で言い替えるならばどのようなものがあるのでしょうか。
「新年度も」の代わりに、「今後とも」「引き続き」「これからも一層」「これまで同様」としても良いでしょう。
まとめ
まとめ
「新年度も変わらぬお付き合いのほど」は、通常、年度が切り替わる4月になる前に、挨拶状において関係のある相手、取引先や顧客などに今後も引き続き良い関係を続けてください、というお願いの気持ちを伝えるフレーズです。
結び、締めの言葉の部分で「よろしくお願いいたします」とセットで使います。