この記事では、「チキン肌」【ちきんはだ】とはどのような意味があるのか、分かりやすく使い方や例文も含めて説明していきます。
「チキン肌」とは?意味
「チキン肌」とは?意味
肌がまるで鳥の羽根を毟り取った後のぶつぶつな肌のことを「チキン肌」【ちきんはだ】と言い表します。
人間が恐怖を感じたり、自分に身の危険を感じたとき肌に立つ鳥肌からきているネットスラング用語であり、そのようなところから気の弱い人に対して見下す意味を込めて使います。
この言葉は、駄洒落として鳥を英語にしたときの“chicken”(チキン)に漢字の肌を掛け合わせて作った造語ですが、米国ではすでに気の弱い者や、すぐに流されてしまう人をあざ笑うとき「チキン」と言って馬鹿にしていたものに肌を付け足すことで、やる前から怖がる残念な者に対して使う言葉として使われるようになりました。
「チキン肌」の概要
「チキン肌」の概要
1970年代頃から若者の間で使われだし、最近は動画サイトから掲示板でも使って相手を見下すようになった「チキン肌」は、自分にとって嬉しいことが起きて、興奮したとき喜びを表すとき全身が震えて肌にぶつぶつが立つことから、インターネット上では感動し、興奮したとき鳥肌が立つと表します。
このことから、すぐに感動したり、興奮しやすい体質の人は肌を触られるだけで感情を表に出すという分かりやすいところがあり、うまく自分の気持ちを隠せない愚かな人という意味でも使われるようになりました。
「チキン肌」の使い方や使われ方
「チキン肌」の使い方や使われ方
悲しい、つらいと思ったとき肌に鳥肌が立つ状態が残念に感じる人が「やばい、チキン肌で気持ち悪い」と自分の情けなさを表すとき使います。
見た目が受け付けない人がジッとこちらを見ていたり、教えてもいないのに電話をかけてくる者に恐怖を感じたとき「鳥肌がとまらない」と恐怖心を伝えます。
反対に、大好きな韓流アイドルの踊りを目の前で見て感動した、好きな人にいきなり壁ドンされて顎クイされたときは「チキン肌になってしまった」とあまりの嬉しさと幸せな気持ちを表すとき使われている言葉です。
類義語には、「感動に震える」【かんどうにふるえる】があり、いかに自分の感情が高鳴り、心の中から震えが止まらない状態であるかを表します。
「チキン肌」を使った例文(使用例)
「チキン肌」を使った例文(使用例)
・『彼氏が送ってきた画像を見たら、婚約指輪が写っていてチキン肌になってしまった』
愛する人がいきなり送ってきた画像を見たとき、婚約指輪や結婚届けが写っていたときは嬉しさのあまり全身に鳥肌が立つでしょう。
・『家に帰ったら閉めたはずの窓が開いていて怖くなり、チキン肌の俺は友達の家に走った』
まるで幽霊でもいるような部屋に恐怖を覚えた人は、鳥肌が立つばかりではなく、寝られず逃げ出したくなります。
・『鳥のようなブツブツと気持ち悪いチキン肌になる作品は好みなので本当にヤバイと感じる』
本当に自分の好きなものと感じるアニメや映画に出会ったとき、興奮のあまり鳥肌が立つわけです。
まとめ
まとめ
恐ろしいと感じたときや、反対に嬉しいと思うとき鳥肌のようなぶつぶつがバッと出て、その興奮状態が表れることがあります。
もしそのような状態になったときは「今すごくチキン肌だわ」と伝えれば、相手にしっかり激しく今の気持ちを伝えられるでしょう。