「一度」と「一回」の違いとは？分かりやすく解釈

この記事では、「一度」と「一回」の違いを分かりやすく説明していきます。

「一度(いちど/ひとたび)」とは?

「一度」には以下の意味が含まれています。

・「いっぺん」や「ひとたび」
・「一旦」や「もし」

「一度」の使い方

「一度」は名詞としてや、副詞的に使われています。

「一回(いっかい)」とは?

「一回」には以下の意味が含まれています。

・「いっぺん」や「ひとたび」
・「一旦」や「もし」
・「ひとまわり」や「ひとめぐり」
・「小説などの一章や一段」
・野球における「最初の回」

「一回」の使い方

「一回」は名詞として使われています。

「一度」と「一回」の違い

「一度」には「いっぺん」や「ひとたび」、「一旦」や「もし」という意味が含まれています。

対して、「一回」には「一度」に含まれる意味のほか、「ひとまわり」や「小説などの一章」などの意味も含まれています。

同じ意味を表すことから、2語は類義語の関係に当たると言えます。

「一度」の例文

・『関節の治療のためにひと月に一度、通院している』
・『一生に一度あるかないかのチャンスが巡ってきた』
・『こちらへお越しの際は、ぜひ一度ご利用ください』
・『バーゲンセールの日、一度に多くの客が店へ詰め寄せた』

「一回」の例文

・『結果は考えず、物は試しで一回やってみよう』
・『一回で完璧に覚えることは難しいので、復習が必要である』
・『この小説は第一回から読者を引き込む衝撃の展開が用意されている』
・『この野球試合は一回の表から白熱していた』

まとめ

「一度」は「いっぺん」や「ひとたび」、「一旦」や「もし」という意味を表す言葉です。

そして、「一回」は「一度」に含まれる意味のほか、「ひとまわり」や「ひとめぐり」、「小説などの一章や一段」、野球における「最初の回」という意味が含まれています。

同じ意味を含めていることから、2語は類義語の関係に当たると解釈できます。