この記事では、「椎」の読み方を分かりやすく説明していきます。
木へんに進の右側で「椎」の読み方
木へんに進の右側で「椎」の読み方
「椎」という漢字は訓読みでは「しい」や「つち」、「せぼね」や「推(う)つ」と読み、音読みでは「ツイ」や「スイ」と読みます。
「椎」の意味や解説
「椎」の意味や解説
「椎」という漢字には「シイ」や「槌(つい)」、「打つ」や「打ち叩く」、「背骨」や「愚か」、「鈍い」という意味が含まれています。
「シイ」はブナ科クリ亜科シイ属に分類される植物の総称です。
果実である「椎の実」は縄文時代、重要な食料として扱われており、今でも食用として利用されている他、材は建材などに用いられ、樹皮は布を黒く染めるための染料に利用されています。
また、東京都中野区や東京都目黒区、神奈川県横浜市、埼玉県三郷市、茨城県石岡市は「市区町村の木」として「椎」を指定しています。
「椎」の熟語での使い方や使われ方
「椎」の熟語での使い方や使われ方
・『椎茸:しいたけ』=ハラタケ目キシメジ科に分類されるキノコ。
・『脊椎:せきつい』=背骨。
・『椎骨:ついこつ』=脊椎の文節を成す個々の骨のこと。
・『椎間板:ついかんばん』=椎骨と椎骨の間にあり、クッションの役割を果たす。
・『頸椎:けいつい』=脊椎のくびの部分。
・『腰椎:ようつい』=腰部にある椎骨。
・『胸椎:きょうつい』=頸椎の下の部分から腰椎の上までの部分。
・『鉄椎:てっつい』=大型のかなづち。
まとめ
まとめ
「椎」は訓読みでは「しい」や「つち」、「せぼね」や「推(う)つ」、音読みでは「ツイ」や「スイ」と読む漢字です。
そして、「椎」には「シイ」や「槌」、「打つ」や「打ち叩く」、「背骨」や「愚か」、「鈍い」という意味が含まれています。