「初見です」の意味は?敬語にした場合の用法や使用例、別の言葉への言い換え方法などを徹底的に説明します。
「初見です」の意味
「初見です」の意味
「初見」は「しょけん」と読みます。
「初見」は現在、大きく分けて3つの意味があります。
1つめは「初めて何かを見ること」または「初めて会うこと」の意です。
「何かあるいは誰かを初めて見た場合」や「ある人と初めて会った場合」に使われます。
同じ意味の言葉としては「初対面」が該当します。
2つめは「初めて見た楽譜ですぐさま歌ったり演奏したりすること」の意です。
同じ意味の言葉としては「初見視唱」という言い方をします。
以上がこれまで使われてきた「初見」の意味ですが、一般的には「初めて見ること」「初対面」といった意味で使われることが多い言葉です。
そして3つめですが、これはネット用語として最近よく使われています。
ネット用語としてはネット上の動画や生放送などを初めて見た際にコメント機能を使って「初見です」とコメントを投稿する場合などに使用されます。
なお、同じ読みの「一見」との違いですが、どちらも基本的には「見ること」を表わすため、どちらの表現を使うか困ったときは、「初めて見る」場合は「初見」、「ちらっと見る」ときは「初見」を使うようにしてください。
「初見です」の敬語での使い方や表現方法
「初見です」の敬語での使い方や表現方法
このフレーズは語尾が「です」表記であることから丁寧語と言えます。
よってこのフレーズ自体が敬語表現ですので、目上の人に対しても使えます。
ただし、このフレーズの敬語レベルは低いため、より敬意を表わしたい場合は、このフレーズを含む文章を敬語で表わすことによって相手への敬意を示します。
例えば、『このシステムは初見では使い方が分からないでしょうから、あとでご説明いたします』といった使い方になります。
またネット上においては、『初見さんのコメント大歓迎しております』などの表現が一般的な使い方です。
「初見です」の言い替えや使用例
「初見です」の言い替えや使用例
・『俳句の英語訳を初めて見ました』
・『初対面のお客様をもてなす』
・『今日の打ち合わせが新しいメンバーによる初顔合わせです』
「所見です」の言い替えとして「初めて見る」が挙げられます。
そのまま入れ替えれば問題ありません。
「初対面」の場合も同様です。
ただし、「初見」は会うことが初めてであるという「あえて」の部分に力を入れていますが、「初対面」は「初めて顔を付き合わせてはなしをすることで相手への理解を深めることに重点を置いています。
まとめ
まとめ
「初見です」はネット用語として若者言葉が使われるようになっており、ネットへの関心が薄い人たちには改めて理解してもらう必要があります。