「最後まで」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

ここでは「最後まで」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「最後まで」とは?

「最後まで」とは?

「最後まで」は、終わる(終わり)まで、といった解釈で用いられる表現です。

何かの催事で「最後までどうそお楽しみください」と使うと、終わりまで楽しんでいってくださいと表現していることになり、「勝負は最後まで諦めてはいけない」とした時には、その試合などが終わるまで諦めるなと言っています。

何をもって「最後」とするのかは使い方次第で、催事の例ではその開催時間の終わりまで、スポーツの試合などであれば試合終了までがそれに当たります。

そうなるまでこのようにする、またはどうして欲しいといった用い方をする場合がほとんどなので、難しい使い方をすることはまずなく、口語、文章のどちらでも問題なく使うことができます。

「最後まで」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

「最後まで」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「最後まで」は、先のように何かが終わるまでのことと解釈して使われますが、その意味を更に強調したい時には「最後の最後まで」といった用い方をすることができます。

このように使うと、“終わるまでは絶対に”と解釈することができ、「最後の最後まで諦める」のような使い方をよく見聞きします。

カタカナ語にした「ラストまで」という表現と意味としては一緒になりますが、そちらだと少し軽いニュアンスに聞こえることが多いに対し、この「最後まで」の方が重く意味を伝えられると考えていいでしょう。

よって、その終わりの時まで頑張れ、そうするべきだといった使い方をする時にはこちらの方がよく、カタカナ語が飛び交うことの多い近年のビジネスシーンでも、大切なことにはこの方が向いています。

「最後まで」を使った例文

「最後まで」を使った例文

・『何日も掛かったが、最後まで読んだと言っていた』
・『少し時間が掛かってしまっていますが、最後までどうぞお付き合いください』

「最後まで」の類語や言い替え

「最後まで」の類語や言い替え

・『最期まで』
この「最期」「さいご」と発音は同じですが、終わりは終わりでも、何かの体制や存在、生命といった大きな対象のそれと使われます。

よって、「東西冷戦はその最期まで40年以上も続いた」のような用い方になり、この例では冷戦と呼ばれる状態が40年以上掛かってやっと終わったと言っており、「あの作家は最期までそのように主張し続けていた」とすると、その作家は逝去するまである主張を続けていたとなります。

まとめ

まとめ

「最後まで」は、何かが終わるまでと解釈して使われます。

色々な対象に使うことができますが、歴史的に大きな事柄や誰かの人生といった対象の場合には、類語として挙げた「最期」の方に置き換えて使ってください。

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