この記事では、ビジネスシーンでよく使われる表現の「過日ご案内した通り」について、その意味や使い方等を徹底解説します。
「過日ご案内した通り」とは?
「過日ご案内した通り」とは?
「過日ご案内した通り」における「過日」の読みは「かじつ」で、この熟語の漢字の訓読みから分かるように「すでに過ぎ去ったある日」を意味します。
また、「ご案内した通り」は言うまでもなく、「案内したように」と言った意味の丁寧な表現です。
従って、「過日ご案内した通り」は「過ぎ去ったあの日に、すでに案内したように」との意味の丁寧な表現となります。
「過日ご案内した通り」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「過日ご案内した通り」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この表現は、過日すでに一度案内した事項に対して、改めて念押しをするために再びメール等で案内する場合に使われます。
また、過日、概要だけを案内し、詳細が決まったので改めて案内する場合にも使われます。
再案内するメールの冒頭でよく使われる表現です。
ここでポイントとなるのは、「過日」が具体的に過ぎ去った日のいつごろから、いつごろまでに使える言葉かと言う点です。
似た言葉に「先日」がありますが、この言葉との違いと合わせて、次に説明します。
「先日」は過ぎ去った日の中でも、比較的最近の場合に使われる言葉で、概ね1か月前までの出来事に使うべきとされています。
それに対して、「過日」は1か月前よりも古い出来事に対して使われると言う違いがあります。
例えば、1年前でも「過日」を使うことが出来ます。
ここで説明した通り、「過日」が1か月よりも前のことに使われるので、先に案内のメールが1か月以上前に出され、忘れないように再度案内メールを出しているか、または先のメール時では予定を組んでもらうために、会議等があることだけを伝え、時間や場所や議題等の詳細が決まったので、改めてメールが発信されていることが推察される使い方です。
「過日ご案内した通り」を使った例文
「過日ご案内した通り」を使った例文
・『過日ご案内した通り、〇月〇日のPM1時から、本社会議室Aで営業会議がありますので、お忘れなく、ご参集の程お願いいたします』
・『過日ご案内した通り、〇〇日(土)に、イベントを開催します。
その詳細内容が決まりましたので、改めてご案内申し上げます』
「過日ご案内した通り」の類語や言い換え
「過日ご案内した通り」の類語や言い換え
「過日」の類語としては、「以前」や「かつて」が挙げられます。
従って、「過日ご案内した通り」は「以前ご案内した通り」や「かつてご案内した通り」と言い換えることが出来ます。
まとめ
まとめ
「過日ご案内した通り」は、「過ぎ去ったあの日に、すでに案内したように」との意味の丁寧な表現です。
ちなみにこの表現の「過日」は、時間軸では概ね1か月以上前の出来事に使い、1か月以内の出来事に対しては「先日」と使い分けます。