この記事では、「荒らし」の意味を分かりやすく説明していきます。
「荒らし」とは?意味
「荒らし」とは?意味
「荒らし」とは不特定多数の人が利用するウェブサイトやコミュニティで、誰かを怒らせるような言動や、誰かに迷惑が掛かる行為をわざとして、相手の反応を楽しんだり対立を煽ることを楽しむ人です。
そういった迷惑な人を指すことなので、当然ネガティブな意味を持つ言葉になります。
ただし迷惑な人という意味でネガティブな言葉ではありますが、人を罵倒するために使われるほど、言われた相手を不快にさせるほどの意味は含んでおらず、よくも悪くも迷惑な人という意味以上の表現ではありません。
「荒らし」の概要
「荒らし」の概要
「荒らし」はネットでも有数の匿名掲示板である2ちゃんねるで生まれた言葉です。
人が集まれば当然質の悪い人も出てくるもので、気軽に雑談を楽しむ場でわざと人を怒らせて楽しむ人も出てきます。
そういった人たちを空気や場を荒らす人ということで、「荒らし」と呼ぶようになりました。
基本的に「荒らし」は反応を見たい、自分に構ってほしいという意図で行う人が多いので、実際に「荒らし」に相当する行為をしている人は勿論、それに反応する人も被害を増加させる「荒らし」として扱われることも度々あります。
「荒らし」の言葉の使い方や使われ方
「荒らし」の言葉の使い方や使われ方
「荒らし」はネット上の匿名掲示板や何らかのコミュニティで、迷惑行為をしている人、続けている人を指して使います。
ユーザーの名前が表示されるようなコミュニティで迷惑行為を続ける人も含みますが、特に匿名掲示板やチャットなど、名前が表示されないような場所で迷惑行為をする人が「荒らし」と呼ばれることが多いです。
ネットではないリアルでは迷惑な人でも「荒らし」とは言いませんが、人に迷惑をかけて楽しむ人の性根を指して「荒らし」気質と言うことはあります。
「荒らし」の類語や言いかえ
「荒らし」の類語や言いかえ
誰かの気を引いて反応してもらおうとする人を指す言葉としては、「構ってちゃん」も「荒らし」の類語と言えます。
構ってちゃんは「荒らし」と違い、ネット上でそういった言動をする人だけでなく現実で構ってもらいたくて反応を期待した言動をする人にも使われる言葉です。
また英語圏では「荒らし」にあたる言葉として悪意に満ちた妖精を元にした「Troll」という言葉が使われています。
英語文化の影響が強いオンラインゲームやコミュニティでは、「荒らし」のことをTrollやトロールと言い換えられて呼んでいることも多いです。
まとめ
まとめ
「荒らし」は今でも場所によっては使われているスラングではありますが、近年のSNSは匿名ではなくアカウント名を表示しているものが多いので、特に匿名の場で使われることが多い「荒らし」が使われる場も少なくなっています。
ですが「荒らし」をするような精神性の人に変化があったわけではないので、「荒らし」という言葉が使われる機会と場が減った今でも、「荒らし」のような迷惑行為自体が減ったわけではありません。