「顔面国宝」とは？意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

若者を中心に使用されている「顔面国宝」にはどんな意味があり、どんな使い方がされているのでしょうか?

この記事では、「顔面国宝」について分かりやすく説明していきます。

「顔面国宝(がんめんこくほう)」の意味とは?

「顔面国宝」とは、「国宝に指定してもいいレベルの美しい顔立ち」や「国宝に指定してほしいほどの端正な顔立ち」という意味の言葉です。

「顔面国宝」の成り立ち

「顔面国宝」の「国宝」とは、「重要文化財のなかでも特に価値が高く、国が国民の宝として指定したもの」です。

「顔面国宝」は、際立った顔立ちの美しさを「国宝」の定義になぞらえた表現であり、同時に「国宝に指定して、国に保護してほしい」というニュアンスも含まれているようです。

「顔面国宝」の普及

「顔面国宝」は「マイナビティーンズ」が企画した「2020年上半期ティーンが選ぶトレンドランキング」の「コトバ部門」にて第8位に選ばれています。

「2021年上半期ティーンが選ぶトレンドランキング」の「コトバ部門」では「#顔面国宝サランヘヨ」が第6位に選ばれました。

「顔面国宝サランヘヨ」とはyoutuberである「ジュキヤ」が作曲した曲のタイトルです。

ショートビデオアプリ「tiktok」にて、上記の曲に合わせて、自分の推しや「顔面国宝」だと思うアイドルの写真を流した動画のハッシュタグとして「#顔面国宝サランヘヨ」がつけられています。

また、ボーイズユニット「CUBERS」のメンバーであり、リーダーでもあるアイドル「末吉9太郎(すえよし きゅうたろう)」は「顔面国宝!それなー」のタイトルで曲を発表しており、自ら選出したアイドルを紹介する動画でも「顔面国宝アイドル」というワードを使用しています。

「顔面国宝」の使い方

おもに顔立ちの整った美男(イケメン)美女を賞賛する言葉として用いられています。

特にアイドル好きの若者のあいだで、自分の推している(応援している)アイドルやアイドルグループのメンバーを褒め讃えるときに用いられることが多いようです。

また、実在の人物のみならず、漫画やアニメ作品などに登場するキャラクターをはじめ、いわゆる「二次元キャラ」の容姿を賞賛するときにも使われているようです。

「顔面国宝」の類語

「顔面国宝」と同じく、「国宝」になぞらえて顔立ちを賞賛する表現として「国宝級イケメン」や「国宝級美人」のような言葉もあります。

「顔面国宝」を使った例文

・『〇〇は小顔で、肌もキレイで顔面国宝だと思う』
・『〇〇は顔面国宝な上に、ダンスも歌も上手い』
・『顔面国宝の〇〇の笑顔を見ているだけで元気がでる』

まとめ

「顔面国宝」とは、「国宝に指定してもいいレベルの美しい顔立ち」や「国宝に指定してほしいほどの端正な顔立ち」という意味の言葉で、イケメンや美女の端正な顔立ちを賞賛する言葉として用いられています。

おもにアイドル好きの若者の間で、自分が推しているアイドルを褒め讃えるときに使用されることが多いようです。