「今年も残すところわずかとなりました」とは？ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

この記事では、ビジネスでしばしば使われるフレーズの「今年も残すところわずかとなりました」について、その意味や使い方等を徹底解説します。

「今年も残すところわずかとなりました」とは?

「今年も残すところわずかとなりました」における「残すところ」では、「ところ」は空間的な場所ではなく、「日や時間」の意味で使われています。

また「わずか」は、「少ないこと」の意味です。

従って、「今年も残すところわずかとなりました」は、「今年も残りの日が少なくなりました」と言った意味になります。

「今年も残すところわずかとなりました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

「今年も残すところわずかとなりました」は、「今年も残りの日が少なくなった」との意味なので、年末に使われるフレーズであることは推察できるでしょう。

推察の通り、このフレーズはビジネスシーンでは取引先の方などに対する年末の挨拶の手紙やメールで使われる時候の挨拶です。

ビジネスにおいては、取引先の方等には人間関係を維持し、礼節を重んじる意味から、折に触れて季節の挨拶などが必須と言えます。

年末の挨拶も、その一つで、今年一年のお付き合いに感謝し、来る年にも宜しくお願いしますとの意味で交わされるものです。

このフレーズを使った年末の挨拶は、遅すぎると年末年始の休みに入ってしまう可能性があり、逆に早すぎると、それ以降に連絡を取ることも考えられ、不適切と言えます。

従って、一般的には先方の勤務最終日の5日～7日前に届くようにすべきと言えます。

手紙やはがきの場合は、届くまでに日数を要するため、特に注意が必要です。

「今年も残すところわずかとなりました」を使った例文

・『今年も残すところわずかとなりました。本年は色々とお世話になり誠にありがとうございました。来年も変わらず宜しくお願い申し上げます』
・『今年も残すところわずかとなりました。来年も変わらずお取引の程、お願い申し上げます』

「今年も残すところわずかとなりました」の類語や言い換え

「今年」の類語としては「本年」が挙げられ、「残すところ」の類語としては「残り」が挙げられます。

また「わずか」の類語には「少くなく」が挙げられます。

従って、元の言葉と類語を組み合わせ、例えば「本年も残り少なくなりました」や「本年も残りわずかになりました」等と言い換えることが出来ます。

まとめ

「今年も残すところわずかとなりました」は、「今年も残りの日が少なくなりました」と言った意味です。

このフレーズは、ビジネスメールや手紙やはがき等で取引先の方に送る年末の挨拶文において、時候の挨拶として使われる定型文です。