「こちらの都合にも関わらず」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

この記事では「こちらの都合にも関わらず」について解説をします。

「こちらの都合にも関わらず」とは?意味

「こちらの都合にも関わらず」とは?意味

こちらの都合なのに、という意味です。

「こちら」は話し手や話し手側のことを指しています。

「都合」は、何かをするときに他に影響を与える事情という意味です。

「関わらず」は、~なのにそれでも、という意味になります。

前に「~にも」をつけて使うことが一般的です。

「大雨にもかかわらず、外に出ていく」のような使い方をします。

「拘らず」「係わらず」と書くこともあります。

これらは音訓表にはのっていない読み方なので、ひらがなで書くこともあります。

「こちらの都合にも関わらず」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

「こちらの都合にも関わらず」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、話し手側の都合なのに何かをしてくれたときに用います。

お礼の言葉とともに使われることが多いです。

何かを頼むときに用いるものではありません。

たとえば、話し手側の都合で明日までにある事柄を仕上げて欲しいとします。

時間が迫っており、頼まれた方は大変でしょう。

それでも、頼まれた側は翌日までに仕事を仕上げてくれました。

「こちらの都合」にあわせて物事を行ってくれたのです。

これにお礼を伝える際に、この言葉を用います。

なぜお礼を伝えているのか、その理由が「こちらの都合にも関わらず」ある事柄をしてくれたことです。

「関わらず」の後には、「こういうことをしてくれて」という意味の言葉が続きます。

そして、その後にお礼を述べます。

お礼を伝えるタイミングは、対面の場合は何亜kをしてくれたその場で、メールの場合は何かをしてくれた当日中に、遅くても翌日までであることが望ましいです。

「こちらの都合にも関わらず」を使った例文

「こちらの都合にも関わらず」を使った例文

・『こちらの都合にも関わらず○○をしてくださり、感謝しております』

「こちらの都合にも関わらず」の返答や返信

「こちらの都合にも関わらず」の返答や返信

この後にお礼が伝えられるはずです。

その場合は、感謝の気持ちを受け取ります。

相手の都合にあわせることが大変だったとしても、そのことは伝えないようにしましょう。

どんなに大変だったかをいわれて、いい気持ちになる人は少ないです。

また、そういったことを伝えると、「悪かった」という気持ちにさせてしまいます。

こちらが何かをしたことで、相手が成功をしたのなら、それに対して喜びの言葉を伝えてもよいでしょう。

相手の成功を祝福します。

まとめ

まとめ

この言葉は、話し手の事情によって何かをしてもらったときに用います。

こちらの都合で何かをしてもらうのは、相手にとっては不都合である場合があります。

相手にとって不都合だったかもしれないけれど、何かをしてくれたなら、お礼を伝えるようにしましょう。

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