「難聴系主人公」とは？意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

漫画やアニメの主人公には色々な性格がありますが、ここ最近の作品では「難聴系主人公」というタイプのキャラが増えてきました。

この記事では、「難聴系主人公」の意味を分かりやすく説明していきます。

「難聴系主人公」とは?意味

「難聴系主人公」とは特定の発言に対して異常なまでに聞き逃す性格や状態を示す言葉であり、特に男性主人公に対して使うのが特徴です。

この「難聴系主人公」は主にヒロインや好意を持っている女性からの会話や告白に関して聞き逃すことが多く、これは本質的な朴念仁のような性格の場合と敢えて聞こえないふりをする性格の2つに分類されます。

前者の場合は朴念仁であったり恋愛に関して全くの無知識であることが多く、そのような善性の性格を含めた上で愛されるキャラであることが多いのが特徴です。

後者の場合は現在の恋愛未満である関係性を壊したくないが故に聞こえないふりをするという性格であり、これは漫画やアニメの作品だけではなく色々な恋愛作品でも使われる関係性として有名です。

「難聴系主人公」の概要

「難聴系主人公」は天然の性格により女性の行為や告白に気が付かないキャラと、現在の関係性を壊したくないが故に敢えて聞こえないふりをするキャラの2つに分類が可能です。

この2つは恋愛作品やラブコメを描く時に便利な設定として使われますが、これを繰り返すと関係性が停滞することが多く一部の読者においては嫌われる要素になる可能性があります。

「難聴系主人公」は特に複数のヒロインが存在する作品やハーレム展開の作品でよく見られるキャラ設定であり、ライトノベルやギャルゲー作品でもこのような主人公像は多く存在します。

「難聴系主人公」の言葉の使い方や使われ方

「難聴系主人公」はあくまでも読者側が定義したものであり、作品内ではこれらのメタ的な区分は通常使われません。

難聴という言葉を使っていることからこの使い方や区分は揶揄の意味で使われることも多く、スラング的な言葉であることから使用する際には注意が必要です。

「難聴系主人公」を使った例文(使用例)

・『難聴系主人公はあまり好きではありません』
・『ヒロインの告白にやっと難聴系主人公が答えてくれて一安心しました』
・『何でも理解できる天才設定なのに女性の心が分からない難聴系主人公は変な感じがします』

まとめ

漫画やアニメの主人公は時代の流れによってトレンドが変化していくものであり、最近の男性主人公は恋愛関係に対してあまり積極的でないことも多くなりました。

草食系男子という言葉も流行っており「難聴系主人公」という言葉も生まれたことから、最近のラブコメやギャルゲーの主人公像も昔から比べると大きな変化しています。

「難聴系主人公」がよく使う言葉としては「え?なんだって?」というものがあり、こちらは定番のネタから揶揄的な意味まで幅広く使われます。

適度な使用すればラブコメの展開を広げてくれる設定ですが、過度に繰り返すと展開が停滞することから読者に飽きられる可能性もあります。