「至りませんで」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

ここでは「至りませんで」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「至りませんで」とは?

「至りませんで」とは?

「至りません」では、何かのラインまでいかなかったという意味で使われる表現です。

そのラインを厳密に表して用いる時と、そこまで言及せずに(時には曖昧にして)使う場合があり、前者では「今月は売上が目標額に至りませんでした」といったような使い方になり、後者の場合には「自分の努力が至りませんでした」のようになるという具合です。

これらの使い方のように語尾を「でした」として使うことが多いですが、「そこまで至りませんで、大変失礼いたしました」などとしても構いません。

その対象は、先の例のような目指していた数字から、自分の努力などについて、そして、他力になることでも構わず、この最後の例では「見守っていましたが、思った結果には至りませんでしたようで残念です」のような使われ方になります。

また、語尾を「でしたが」とすると、それはできなかったもののという使い方をすることができます。

「至りませんで」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

「至りませんで」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「至りませんで」「至る」という表現は、どこかに“到達すること”を指しているため、それができなかったという使い方になります。

ということは、そちらの「到」という方の漢字にして「到りませんで」と使うこともできます。

実際にもその使い方を見ることも多く、どちらを使っても間違いではありません。

口語で使うこともでき、ビジネスシーンでも相手に直接そちらで使うことがあり、その時には主に何かの結果がそうだったといった報告になると考えていいでしょう。

それも、何かに到達しなかったという使い方になるだけに、いい報告にはならないことが多いと考えていいため、この表現以外の文言をうまく考えて使う必要があります。

「至りませんで」を使った例文

「至りませんで」を使った例文

・『自分なりに精一杯努力はしましたが、残念ながら合格には至りませんでした』
・『そこまでには至りませんでしたが、十分に満足のいく結果になりました』

「至りませんで」の類語や言い替え

「至りませんで」の類語や言い替え

・『届きませんで』
どこかのラインまで届くことが「至る」という表現になるため、この「届きませんで」と使っても意味はほとんど一緒です。

よって、言い替え表現になることが多く、内容によってはこちらの方が向いている場合もあります。

まとめ

まとめ

「至りませんで」は、どこかのラインに届かなかったという時に使う表現になります。

その「届かない」としてもほとんど同じ意味になりますが、ビジネスにはこちらの方が向いており、特に目上の人への報告に適している表現です。

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