「ご苦労はいかほどかと拝察いたします」とは？ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「ご苦労はいかほどかと拝察いたします」というビジネス用語の「意味・使い方・例文・類語」を分かりやすく解説していきます。

「ご苦労はいかほどかと拝察いたします」とは?

「ご苦労はいかほどかと拝察いたします」とは、「ある仕事をするためにした苦労がどれだけ大きかったのだろうかと推察します」という意味を持っているビジネス用語です。

「ご苦労はいかほどかと拝察いたします」という表現は、「相手が仕事でしてきた大きな苦労に対する理解・共感を示すことのできる表現」です。

「ご苦労」は尊敬を示す接頭辞の「ご(御)」がつけられている尊敬語です。

「いかほどか」には「どれほどか」という分量・程度を指す意味合いがあります。

「拝察(はいさつ)」という名詞は、「推察の謙譲語」になります。

「推察」の言葉の意味は、「相手の心理・気持ち・事情などを推し量って察すること」です。

「ご苦労はいかほどかと拝察いたします」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

「ご苦労はいかほどかと拝察いたします」のビジネスメール・会話での使い方は、「仕事・ビジネスで関わりのある人が苦労していることが分かるとき」や「相手の苦労が伝わってきてその苦労をいたわったり共感したりしたいとき」に使うという使い方になります。

基本的には「会話の話し言葉」よりも「ビジネスメールの書き言葉」で使われる頻度が多い言い回しです。

ただし「ご苦労はいかほどかとお察しします」と言い替えると、自然な会話で使える言い方になります。

使うときの注意点は、「ある程度の人間関係ができている相手に使わないと、相手の苦労を軽々しくとらえていると誤解される恐れがある」ということです。

「ご苦労はいかほどかと拝察いたします」を使った例文

・『この新商品の技術的な開発までのご苦労はいかほどかと拝察いたします』
・『取引先だけではなく役所も含め関係者との条件調整に掛けられたご苦労はいかほどかと拝察いたします』
・『従業員の方々の雇用と給与水準を守るために今まで社長がされてきたご苦労はいかほどかと拝察いたします』

「ご苦労はいかほどかと拝察いたします」の類語や言い替え

・『ご心痛はいかほどかと拝察いたします』
・『ご苦労はいかほどかとお察しいたします』
・『心中拝察いたします』
・『心中お察しいたします』
「ご苦労はいかほどかと拝察いたします」は、「相手の苦労を推察して共感・同情する意味」があります。

より話し言葉に近いニュアンスとなる類語に、「ご苦労はいかほどかとお察しいたします」があります。

「ご苦労」の言葉は、「ご心痛・ご心労・心中」などに言い替えることができます。

もっともシンプルな類語として、「心中拝察いたします・心中お察しします」も挙げられます。

まとめ

「ご苦労はいかほどかと拝察いたします」というビジネス用語を詳しく解説しましたがいかがでしたか。

「ご苦労はいかほどかと拝察いたします」の意味・使い方・例文・類語を知りたいときは、この記事の解説をチェックしてみてください。