「お時間を頂戴します」とは？ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

この記事では「お時間を頂戴します」について解説をします。

「お時間を頂戴します」とは?意味

時間がかかる、時間を必要とするという意味です。

「お時間」は時間のことを相手を敬って言うもので、ある長さの時間のことを意味します。

「頂戴」はもらうことをへりくだって言う語です。

もらうのは話し手で、あるものを受け取って自分のものにすること、手に入れることを意味します。

「ます」は敬意を表す語です。

「お時間を頂戴します」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、何かをするときに時間がかかる場合に用います。

相手を敬う表現をしているので、目上の人、取引先の人、お客様などに対して用いることができます。

しかし、「頂戴します」は押しつけがましく感じられたり、上から目線のように感じられたりします。

そのため、「頂戴してもよろしいですか」のように、「そうしてもよいですか」といったニュアンスで訊ねる表現をしてよいでしょう。

このような表現なら、押しつけがましさも、上から目線な印象もありません。

では、どのような場面で使用するのかというと、たとえば靴の修理です。

ヒールのかかとが折れてしまったので、修理をしてもらうことにしました。

修理店に持って行くと、その日のうちに修理ができるとのことです。

しかし、修理には時間が必要です。

今渡して、数分で直るというものではありません。

この言葉は、しばらく時間がかかりますよということを伝えるときに、店員が用いるものです。

これだけだと、どれくらいの時間を必要とするのかわかりません。

10分程度と受け取るかもしれないし、3時間程度と受け取るかもしれないし、人によって「お時間」が指す長さが異なります。

どれくらい待つ必要があるのかわかっていた方が、待つ方は安心できるので、待ち時間がどれくらいなのかを伝えるようにします。

「お時間を頂戴します」を使った例文

・『修理にはお時間を頂戴します』
・『お時間を頂戴しますが、詳しい内容をお伝えすることは可能です』

「お時間を頂戴します」の返答や返信例

何かをしてもらうときに、この言葉返ってくることがあります。

何かをしてもらうためには時間がかかるようなので、時間がかかってもそれを行ってもらうのか、時間がかかるなら行ってもらうことはあきらめるのかを伝えます。

他の人も同じように待っていたり、どうしても時間がかかってしまったりするので、「早くしろ」と急き立てないようにします。

まとめ

この言葉は、何かをするのに時間が必要である場合に用います。

丁寧な言葉を使用しているので、目上の人やお客様などに対して用いることが可能です。

丁寧に伝えれば、待つことを了承してくれる可能性が高くなるかもしれません。