「ご家族のご心労いかばかりかと胸が痛みます」とは？ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

ここでは「ご家族のご心労いかばかりかと胸が痛みます」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「ご家族のご心労いかばかりかと胸が痛みます」とは？

「ご家族のご心労いかばかりかと胸が痛みます」は、このように使う相手の周辺で不幸があった場合に用いられる、気遣いや慰めに相当する表現になります。

この表現の直接の対象になる相手ではなく、そちらに近い間柄の人物に対して用いることになり、Aさんに対して、近い人物であるBさんを対象に「Bさんのご家族のご心労いかばかりかと胸が痛みます」と使うという具合です。

この時には、Bさんに不幸があったということになり、その家族がとても気を落としているだろうという解釈で、そちらに近いAさんを相手に用いています。

使う相手自身の家族という意味では使わないため、そちらに注意してください。

「ご家族のご心労いかばかりかと胸が痛みます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「ご家族のご心労いかばかりかと胸が痛みます」は、先のように多少使い方が難しい表現です。

誰かに不幸があった時に、その人に近い相手に使う表現だと覚えておくとよく、対象は不幸にあった人の家族となります。

ここでの「不幸」は、死去や重い病気、事故などとなり、それにとても気を落としているだろう(死去ではない時には、とても心配だろうという解釈にもなります)と考えて使うものです。

それ以外の用い方はない表現のため、あまり使うことがないかも知れませんが、該当の場面においてメールなどの文章で定型的に用いることができ、そのように思っていると伝えることで、それが礼儀になる表現だと考えてください。

「ご家族のご心労いかばかりかと胸が痛みます」を使った例文

・『○○様のご不幸に際し、ご家族のご心労いかばかりかと胸が痛みます』
・『事故で大怪我をされてしまったとお聞きしました。○○様のご家族のご心労いかばかりかと胸が痛みます』

「ご家族のご心労いかばかりかと胸が痛みます」の類語や言い替え

・『心よりお悔やみを申し上げます』
この表現は、対象の相手が死去した場合に使われます。

このように用いる相手の家族や親族にその対象になる場合、またはその相手に近い人物の周りでそのようなことがあった時に、「○○様の逝去に際し、心よりお悔やみを申し上げます」などと用いられます。

まとめ

「ご家族のご心労いかばかりかと胸が痛みます」は、紹介したような使い方になる表現です。

このように使う相手の家族ではなく、そちらに近い間柄の人物に不幸があった時に、その家族を表現の対象に用いることになります。