「コレジャナイ感」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

ネットで使われる独特な言葉として「コレジャナイ感」という表現があります。

この言葉は具体的にどのような感じを指しているのでしょうか。

今回は、「コレジャナイ感」の意味と類似表現について解説します。

「コレジャナイ感」とは?意味

「コレジャナイ感」とは?意味

「コレジャナイ感」とは、「事前に想像していたのと比較して間違っているわけではないがどこか違うおかしな感じ」を意味する言葉です。

「コレジャナイ感」の概要

「コレジャナイ感」の概要

何かを期待しながら待っているとき、多くの人は頭のなかであれこれと想像をふくらませ期待しながらその時を楽しみにしています。

待ちに待ったその時が訪れ披露された実物が想像とかけ離れていたりがっかりする出来栄えだったりするときに感じる「違和感と残念な気持ちが混じった感情」「コレジャナイ感」です。

「コレジャナイ感」とはそのものずばり「これではないと思う気持ち」を意味します。

「期待していたものと違う」「求めていたものではない」といった「定義に照らし合わせれば間違いではないが決してこれではない」という複雑な感情を一言で表すのが「コレジャナイ感」であり、一般的には「注文と違う」「期待とかけ離れている」など裏切られ落胆する気持ちをあらわす言葉です。

由来ははっきりしていませんが有力な説として「親にプレゼントをリクエストしたのに違うものを与えられたときのがっかり感」が起源ではないかと言われています。

ガンプラが欲しかったのにプレゼントされたのはロボダッチだった、というようなプレゼント間違いを子供時代に経験した人は多くいます。

期待していたおもちゃとは別物をプレゼントされた経験をパロディ化した商品としていかにも粗末でもらってもうれしくない作りをしたロボットフィギュア「コレジャナイロボ」という商品もかつて発売されていました。

現在では「期待はずれ」という意味の他に「似せているが違う」という意味で「コレジャナイ感」という言葉が使われています。

有名キャラクターに似せて作ったパチモンのキャラクターやどこからどう見ても世界的に有名なネズミにしか見えない着ぐるみなど「オリジナルの模倣にも至らない出来の悪さに感じる違和感」「コレジャナイ感」です。

「コレジャナイ感」の言葉の使い方や使われ方

「コレジャナイ感」の言葉の使い方や使われ方

・『100週年を記念して建立された記念碑だがあまりにもカラフルでコレジャナイ感を覚える』
・『高級寿司と聞いて楽しみにしていたがいきなりカリフォルニアロールを出されコレジャナイ感に包まれる』
・『漫画の実写化においてもっとも重要なポイントはコレジャナイ感をどうやって消すかだ』
・『メニューの写真と実物の差がひどすぎてコレジャナイ感を禁じ得ない』

「コレジャナイ感」の類語や言いかえ

「コレジャナイ感」の類語や言いかえ

・違和感
「はっきりと説明できないがどこかおかしくしっくりきていない感覚」を意味します。

「コレジャナイ感」とはとてもよく似た意味ですが「コレジャナイ感」には残念やがっかりといった落胆の気持ちが含まれるのに対し、こちらは落胆の気持ちが含まれずおかしさを感じる原因が特定されていないときに使われます。

・場違い感
「その場にふさわしくないと思える感覚」を意味します。

その場の雰囲気と合っていないことを「場違い」といいます。

「コレジャナイ感」が期待や理想像と比較したときの落差を強調しているのに対し、こちらは場所や環境との落差を指します。

まとめ

まとめ

「コレジャナイ感」というのは自然発生的に誕生したネットスラングですがなんとも言いようのない残念な気持ちを上手く言語化しています。

日常会話で使われるケースも増えているので会話で詰まらないように意味を知っておきましょう。

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