ここでは「晴れて」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「晴れて」とは?
「晴れて」とは?
「晴れて」は、次の2つの解釈で用いられています。
まずは天気に関して、「明日は晴れて欲しい」のような日常的によく聞く使い方です。
ここでの「晴れ」とは、もちろん陽射しがあり、一般的に言われる“いい天気”のことになります。
ただし、その「いい天気」という表現は、どういう場合がそれになるのかという解釈が人によって異なるため、はっきり「晴れて欲しい」と思った時にはこのように使うといいでしょう。
それは、使った人や場合によっては、雨が降ってくれた方が都合がいいということもあるからです。
そして、もう1つは慣用句としての使い方で、誰に遠慮することもなく堂々と、といった意味になります。
こちらの解釈では、「研修期間が終わり、晴れて正式に社員になることができた」などと用いられ、それまでは何かしらの遠慮や配慮をする必要があったが、その必要がなくなったという場合に使われています。
「晴れて」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「晴れて」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「晴れて」は、天気のこととして使う時には「晴れてもらわないと困る」、「明日は晴れてくれることを祈る」のような色々な用い方がありますが、意味するところは1つだけなので、どのように使われていても解釈に困ることはないでしょう。
慣用句として用いる場合も、前述のようにこれからは遠慮は要らない、堂々していられるといった意味でしか使われないので、難しい解釈になることはありません。
どちらで用いられているかは文脈から簡単に判断できるので、それに迷うといった場面もまずありませんが、慣用句で用いられる時には本人がそう考えているだけの場合もあるため、本当にそうなのかという点については使った人次第ということになります。
「晴れて」を使った例文
「晴れて」を使った例文
・『昨日は晴れていたのに、今日は朝から小雨が降っている』
・『コンペを勝ち抜き、晴れて当社の製品が正式に採用されることになりました』
「晴れて」の類語や言い替え
「晴れて」の類語や言い替え
・『気兼ねなく』
「晴れて」を慣用句として用いた時の解釈は、この「気兼ねなく」とよく似ています。
例えば、「これからは晴れてそうすることができる」といった使い方は、こちらの表現を使って言い替えても意味が変わることはなく、天気の方ではない使い方をする時にはこちらもよく用いられています。
まとめ
まとめ
「晴れて」は、紹介した2つの使い方ができる表現です。
天気のことを表す時だけでなく、慣用句として用いる時にも難しい意味になることはないため、この表現を使われて解釈に困ることはないでしょう。