「貴台におかれましては」とは？ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

この記事では、ビジネスにおいて使われることのあるフレーズの「貴台におかれましては」について、その意味や使い方等を徹底解説します。

「貴台におかれましては」とは？

「貴台におかれましては」における「貴台」の読みは「きだい」で、「二人称の人代名詞で、相手を敬っていう言葉」です。

また、「おかれまして」は「おいては」の尊敬語表現です。

したがって、「貴台におかれましては」とは、「あなたにおいては」との意味の敬語表現となります。

ちなみに、「貴台」には相手の方の「家屋敷を敬って言う言葉」としても使われますが、このフレーズでは、先に記した意味で使われています。

「貴台におかれましては」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

「貴台におかれましては」のフレーズは、日常会話等で使われることはなく、もっぱら手紙やメール等で使われる改まった表現で、一般的には書き出しの挨拶で「貴台におかれましてはご健勝のこととお喜び申し上げます」等と使われます。

「貴台におかれましては」を使った例文

・『貴台におかれましては、ご清祥のこととお慶び申し上げます』
・『貴台におかれましては、益々ご健勝のことと存じます』
・『貴台におかれましては、お元気にお過ごしのことと存じます』

「貴台におかれましては」の類語や言い替え

「貴台」の類語としては、最もよく使われる「貴殿(きでん)」の他に、「尊台(そんだい)」や「尊堂(そんどう)」や「貴公(きこう)」や「尊公(そんこう)」等が挙げられます。

したがって、「貴台におかれましては」は、「貴殿におかれましては」や「尊台におかれましては」や「尊堂におかれましては」や「貴公におかれましては」や「尊公におかれましては」等と言い換えることが出来ます。

類語や言い換えとしては、上記が挙げられますが、「貴台」は文書で使われる言葉ですが、「貴殿」は文書でも口頭でも使われると言う違いがあります。

また、女性から目上の男性へは「貴殿」と使うことはなく、一般的に「貴台」を使います。

さらに「貴公」も二人称で使われる改まった席で使われる言葉ですが、一般的には同輩や目下の人を指して使う言葉だと言う違いがあります。

こうした違いを理解して場面に応じて適切な言い換えが出来るようにしたいものです。

まとめ

「貴台におかれましては」とは、「あなたにおいては」との意味の敬語表現です。

このフレーズは、口頭で使われることはなく、手紙やメールの文書、特にその書き出し文で使われるものです。

口頭で使う場合は、一般的には「貴台」を「貴殿」に置き換えて、「貴殿におかれましては」の方が使われます。