「お風邪など召されませんように」とは？ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

ここでは「お風邪など召されませんように」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「お風邪など召されませんように」とは？

「お風邪など召されませんように」は、挨拶文の中で使われる表現の1つです。

「風邪」というキーワードから、その心配が強い冬によく用いられており、この前にそんな時節なのでといった文言をつけて用いることがほとんどです。

その冬場であれば、「めっきり寒くなってきましたので、お風邪など召されませんようにお気をつけください」のような文章を作り、文末の締めに使うという具合です。

少し堅い文章にする場合には、「厳寒の節、お風邪など召されませんように〜」などとするとよく、風邪をひかないように注意してくださいという相手の身体を気遣う文章にして用います。

口語で使われることはなく、そのような挨拶文専門の表現になります。

「お風邪など召されませんように」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「お風邪など召されませんように」は、寒い冬の季節だけでなく、花冷えと呼ばれる3月の下旬から4月の上旬のかけてもよく用いられています。

この時期は季節としてはもう春だと言えますが、まだちらほらと寒い日があることも少なくなく、季節的に油断をしないようにといった意味でこの時期にもまま使われています。

その場合には「花冷えの候、お風邪など召されませんように〜」といったような用い方をすることが多く、そこまで堅くせずに「花冷えの時期ですので、お風邪など召されませんように〜」のように用いることもできます。

基本的にこのような使い方になる表現ですが、冬の季節や花冷えの時期の挨拶文における定型表現と言えるものなので、それほど意味自体を気にする必要はありません。

「お風邪など召されませんように」を使った例文

・『寒中の折、お風邪など召されませんようにお気をつけてお過ごしください』
・『暖かくなりましたが、花冷えの時期でもありますので、お風邪など召されませんようにご注意ください』

「お風邪など召されませんように」の類語や言い替え

・『体調を崩されませんように』
こちらは「風邪」だけに絞ることなく、体調全般を気遣っている表現になります。

よって、「お風邪など〜」と同様に冬や花冷えのシーズンに使うことができるだけでなく、夏の暑さを対象にして挨拶文を作ることもできます。

まとめ

「お風邪など召されませんように」は、その時期の寒さによって風邪ひかないようにといった意味になる定型表現です。

文末の挨拶文に用いられており、そんな時期なのでといった文言をこの前につけてそのような文章にするのが通例です。