ここでは「ありきたり」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「ありきたり」とは?
「ありきたり」とは?
「ありきたり」は、ありふれていて珍しくない、よくある様子だという表現になる言葉です。
「それではいかにもありきたりだ」のような使い方になり、この場合、その様子ではいかにもありふれていて珍しくないという意味になります。
このような意味で色々な使い方をされており、「ありきたりなアイデアではなく、斬新なそれを求めている」などとビジネスシーンでもよく用いられる言葉で、「ここ最近、ありきたりな日常を送っている」のような使い方をすることもできます。
この時には、最近は何も珍しくないよくある日常を送っていると言っていることになり、それがいいのか悪いのかといったことは別にして、そのような様子だという意味でまま見聞きする用い方です。
この「ありきたり」で決まった1つの言葉になるので、語尾を変えて使うといったような活用形は存在しません。
「ありきたり」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「ありきたり」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「ありきたり」は、口語、文章のどちらでも使うことができ、先のようにそれが何も珍しいことではないといった解釈になります。
「ありきたりな内容の小説だ」や「いかにもありきたりな式典だった」といったように、そのような様子だったり、そういった内容だという意味で日常的に用いられている言葉なので、難しい使い方をすることはありません。
ですが、誰かのアイデアや創作物などに対して用いると、それを珍しくもないものだと評することになってしまうため、気をつけないといけません。
上司として部下が提出した内容に対してそのように使うという場合であれば構いませんが、相手によっては大変失礼になってしまうため注意してください。
「ありきたり」を使った例文
「ありきたり」を使った例文
・『大変ありきたりな内容に飽き飽きしてしまった』
・『そんなありきたりな内容では、とても満足してもらうことはできないだろう』
「ありきたり」の類語や言い替え
「ありきたり」の類語や言い替え
・『月並み』
この言葉は、元は“毎月の恒例行事”といった意味で用いられていたもので、そこから転じてよくあること、そのような様子という解釈で使われるようになりました。
よって、「ありきたり」とよく似た意味で用いることができ、「いかにも月並みだ」と使えば、「いかにもありふれている」と使うのと同じ解釈になります。
まとめ
まとめ
「ありきたり」は、何も珍しくない様子を表現するために用いられます。
その意味で色々な使い方ができますが、使う内容や相手によっては失礼になってしまうことがあるため、そちらには注意して用いてください。