この記事では、「都営住宅」と「都民住宅」の違いを分かりやすく説明していきます。
「都営住宅」とは?
「都営住宅」とは?
都営住宅は、とえいじゅうたくという読み方をすべき言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解可能な事でしょうが、東京都が管理したり運営するという意味の都営の漢字に、人が住むための家という意味がある住宅の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ都営住宅は、東京都が管理する公営の賃貸集合住宅を表すのです。
「都営住宅」の言葉の使い方
「都営住宅」の言葉の使い方
都営住宅は、名前の通り東京都が運営し管理している住宅に対して使われる言葉となっています。
公営住宅の1種であり、低所得者向けの住宅として、住まいに困っている単身者や家族を対象としているのがポイントです。
更にあくまで東京都が運営する低所得者向けの賃貸集合住宅であり、一戸建てや分譲は存在しません。
「都民住宅」とは?
「都民住宅」とは?
都民住宅は、とみんじゅうたくという読み方をする言葉です。
文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、東京都の住民という意味を持っている都民の文字に、住居や住処といった意味を所有している住宅の文字を加える事で完成した言葉となっています。
以上の事から都民住宅は、特定優良賃貸住宅制度を活用し、東京都と国の補助により入居者の負担を軽減した賃貸住宅を示すのです。
「都民住宅」の言葉の使い方
「都民住宅」の言葉の使い方
都民住宅は、東京都と国の補助により安くお得に入居可能な賃貸住宅に対して用いられる言葉となっています。
もっとも中堅所得者層を対象としており、ファミリー向けの賃貸住宅です。
国等の補助が入っているため、良質な賃貸物件でありながら、比較的安く入居可能な所が魅力的だったりします。
とはいえ名前が示す様に、国だけでなく必ず東京都の補助がある賃貸住宅に対し、用いられる言葉である点を抑えておく必要があるのです。
「都営住宅」と「都民住宅」の違い
「都営住宅」と「都民住宅」の違い
都営住宅と都民住宅の文字表記を並べて見比べてみると、2文字目の文字が営と民という漢字の違いがある事に気付く事が出来ます。
所がその他の3文字は同じであるためかなり似ている言葉である上に、どちらも東京都が運営する賃貸住宅を表す言葉です。
ただし2文字目の漢字が違う事で、表現する意味にも違いが生じています。
まず都営住宅は、東京都が管理している低所得者向けの集合賃貸住宅を表すのです。
一方の都民住宅は、特定優良賃貸住宅制度を活用する等して国と東京都の補助により入居者の家賃負担を軽減した、中堅所得者層向けの賃貸住宅となっています。
まとめ
まとめ
2つの言葉は、4文字中3文字の漢字が同じであり、どちらも賃貸住宅を示す言葉です。
なので非常に似通った言葉同士ですが、2文字目の漢字に明らかな違いがある事で、示す意味にも相違点が存在しています。
ちなみに都営住宅は、東京都が管理している低所得者層向けの賃貸住宅に対して使用さる言葉です。
対する都民住宅の方は同じく東京都が管理しているものの、中堅所得者層向けの賃貸住宅となっています。