ここでは「該当者がいない」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「該当者がいない」とは?
「該当者がいない」とは?
「該当者がいない」は、設定された条件に当てはまる人がいないという意味になります。
その条件とは、例えば、「35歳以上」、「4年制大学の卒業者」といったような、この表現を使う側が自由に決めたものを指します。
「誰も該当者がいないので、もう少し条件を緩和しようと考えている」、「該当者がいないため、賞品は次の会に持ち越します」のように用いられ、この後者は、全問正解がその条件だったというような場合によく見られる使い方です。
丁寧にすると、「該当者がいらっしゃらない」となり、「該当者がいらっしゃらないので〜」とそのまま言い替えて使うことができます。
「該当者がいない」の使い方や使われ方、使うときの注意点
「該当者がいない」の使い方や使われ方、使うときの注意点
この「該当者がいない」は、その条件になるものを明示して使う場合が多いです。
先のように、何歳以上、どういった経歴のある人といったそれはもちろん、単一の条件ではなく、いくつかのそれを全て満たした人、何個以上満たしている人といったように、どのように設定するかはそれに当てはまる人を探している側が自由にできます。
この表現では誰もそのような人がいないと言っていますが、「該当者があまりいない」とすると、想像していたより少ないという意味になり、具体的な数はともかく、思っていたほどいないようだ、それほど集まらなかったなどという場合によくそう用いられます。
「該当者がいない」を使った例文
「該当者がいない」を使った例文
・『残念ながら該当者がいないので、今回の採用は取りやめとなりました』
・『まさか、1人も該当者がいないとは思わなかった』
「該当者がいない」の類語や言い替え
「該当者がいない」の類語や言い替え
・『当該者がいない』
順番を逆にして「当該」としたこの表現も、何かに当てはまる人がいないという意味で使うことができます。
ですが、言い替えにはあまり適しておらず、こちらは条件を満たしているというより、その話題に出てきた人と用いられます。
よって、「当該者がいないのでは、これ以上話は続けられません」のような使い方がよく見られます。
まとめ
まとめ
「該当者がいない」は、何かの条件を満たした人がいないという使い方になる表現です。
その条件はこのように用いる側が自由に設定することができ、そうとは思わなかった、そのためにどうこうなどと使われています。