「職務怠慢」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「職務怠慢」はビジネス用語としてどのような意味で使われているのでしょうか。

「職務怠慢」とは?意味

「職務怠慢」とは?意味

「職務怠慢」とは、「仕事をサボること」を意味するビジネス用語です。

「職務怠慢」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

「職務怠慢」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

職業として従事する仕事のうち毎日繰り返すような一般的な仕事内容のことを「職務」といいます。

ルーチンワークとしてこなすような標準的な仕事を指す言葉で、変わったところのないごく当たり前の役割や当然こなすべき作業などを指します。

職業として賃金をもらい仕事に従事している以上、与えられた職務は手順にのっとりきちんとこなすのが当然です。

企業が労働者に給料を払い雇用しているのは職務をこなしてもらうためであり、報酬の対価として取り決められている職務をこなすのは労働者として最低限の義務です。

仕事に従事して当然やるべき職務であるのに積極的にこなそうとせず手を抜いてサボろうとする様子をビジネス用語で「職務怠慢」といいます。

「怠慢」とは「なまける」「おこたる」という意味で「一応は活動するものの十分なパフォーマンスを発揮せず楽をするため力を抑えて物事に当たるさま」を意味します。

「職務怠慢」は与えられた役割を果たそうとしない、労働者としては許しがたい行為です。

ビジネス用語としては処理すべき書類の処理を怠ったり与えられた役割をこなさなかったりいい加減にチェックしたりなど、誠意をもって作業せず仕事の質が著しく低くなっている様子を指す言葉として「職務怠慢」が使われています。

給料をもらって働いているとはいえ人間である以上調子に波があるのは当然で、多少仕事の効率が落ちてしまうのは仕方がありません。

調子が一時的に落ちたとしてもすぐに自分で気が付いて元のパフォーマンスに戻れば問題ありませんが、いい加減な仕事を繰り返してあまりにもだらけた態度が目に余るようならば上司や同僚から「職務怠慢」を指摘されてしまいます。

「職務怠慢」は雇っている企業にとって問題行動であり処罰の対象になります。

最初は注意ですんだとしても一向に改善がみられない場合は更に重い処分が下され、場合によっては解雇もありえます。

「職務怠慢」を使った例文

「職務怠慢」を使った例文

・『問い合わせに対して一向に返事を返さないのは職務怠慢だ』
・『職務怠慢が目に余るため降格処分を下す』
・『職務怠慢は同僚にも迷惑をかける行為だ』

「職務怠慢」の類語や敬語での言いかえ

「職務怠慢」の類語や敬語での言いかえ

「職務怠慢」はビジネス用語として広く使われている言葉です。

類似表現や敬語表現もあるので覚えておきましょう。

「職務怠慢」の類似表現

「職務怠慢」の類似表現

・手抜き
「本来かけるべき手間や労力をかけず低品質で仕上げるすること」を意味します。

「職務怠慢」がだらけて仕事を進めないさまを指すのに対し、こちらは完成しているものの質が低く酷い出来栄えであるさまを表します。

「職務怠慢」の敬語表現

「職務怠慢」の敬語表現

職務への態度がいい加減であることを指摘する言葉なのであまり敬語がなじまないのですが、あえて敬語にするならば「仕事の手が止まっておられる」という言い方をしましょう。

かなり嫌味ったらしい言い方ですが形としては敬語表現なので一応失礼にはあたりません。

まとめ

まとめ

「職務怠慢」は公務員など仕事に対する責任が重い職業でよく使われる言葉です。

ビジネスの現場でこの言葉を直接言われたらかなりまずい状況です。

指摘されることのないよう職務はきちんとこなしてください。

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