「えびふりゃー」とは？意味や言葉の使い方、概要など

「えびふりゃー」とは何を指しているのでしょうか。

今回は、「えびふりゃー」の意味と関連用語について解説します。

「えびふりゃー」とは?意味

「えびふりゃー」とは、「名古屋名物エビフライを名古屋弁風な言い方で小馬鹿にした言葉」です。

「えびふりゃー」の概要

名古屋では名古屋城のシンボルである金のシャチホコに似ているという理由からエビフライが名物です。

この名古屋名物エビフライをからかった言い方が「えびふりゃー」です。

「えびふりゃー」の言い出しっぺはタレントの「タモリ」だとされています・1980年代のタモリは今の知的なイメージとはかけ離れた毒舌芸で知られており、特に名古屋と埼玉に対しては辛辣な発言を繰り返していました。

名古屋弁はみゃーみゃーうるさくて内容がわからないなどかなりキツイ発言が多く、そのような名古屋下げ発言の中のひとつが「えびふりゃー」です。

「えびふりゃー」はエビフライを名古屋弁風の大げさな言い方であり地元でそんな言い方をする人は存在しません。

名古屋弁ネイティブではない人が名古屋弁の特殊性と語感の面白さを利用して名古屋を小馬鹿にする言葉です。

「えびふりゃー」の言葉の使い方や使われ方

・『名古屋人はえびふりゃーとは言わない』
・『タモリのせいでえびふりゃーという言葉が広まってしまった』
・『いつの頃からか名古屋人自身もえびふりゃーという言葉を使うようになっている』
・『本場の名古屋でえびふりゃーを食べたい』

「えびふりゃー」の類語や言いかえ

・ひつまぶし
「鰻を細かく切ってご飯と混ぜて食べる愛知県の名物料理」です。

名古屋人の意識としてはエビフライよりもこちらのほうがご当地料理という意識が強く、地元民自慢のグルメとして全国にも知られています。

・やっとかめ
「久しぶり」を意味する名古屋方言です。

名古屋弁の特殊性を示す代表的な単語として「えびふりゃー」と同じくタモリが多用したことにより全国的にも知られています。

まとめ

「えびふりゃー」は実際には使われていないのに方言であると認識されているというかなり特殊な言葉です。

現在では誤認を逆手にとりメニュー名に取り入れている店もあるので興味をお持ちの方は名古屋に足を運んで確かめてみてください。