「エピソードゼロ」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

タイトルに「エピソードゼロ」とついている作品がありますが、これは具体的になにを表しているのでしょうか。

今回は、「エピソードゼロ」の意味と類似表現について解説します。

「エピソードゼロ」とは?意味

「エピソードゼロ」とは?意味

「エピソードゼロ」とは、「物語の開始時点より前を描いた話」を意味する言葉です。

「エピソードゼロ」の概要

「エピソードゼロ」の概要

複数からなる物語は第1話から始まり最終話で完結しますが、作品世界の時間軸としては第一話よりも前の時間軸も存在しています。

例えば主人公が20歳であれば10歳の頃や15歳の頃が存在した上で第1話の20歳に至っているわけで、描かれていないだけで第1話よりも前の話があると考えるのが物語としての常識です。

「エピソードゼロ」とは「第1話以前を描いた第0話」を意味します。

一般的には本編と別の閑話やスピンオフとして発表されることが多く、時間軸として本編との連続性はありますが番外的な扱いの話です。

「エピソードゼロ」の初出は定かではありませんがこの言葉の誕生に強く影響を及ぼしたのは「スター・ウォーズシリーズ」です。

世界中で大ヒットした映画スター・ウォーズシリーズはエピソードⅠからエピソードⅨまでの全9部下らなる超大作映画です。

当初はすべてが映像化される予定はなくⅣ、Ⅴ、Ⅵ野さん作品のみが公開されましたが大ヒットを受け残りのエピソードも映画化されています。

物語を「エピソード」で区切るのは英語圏では昔からありましたが日本で広まったのは明らかにスター・ウォーズシリーズがきっかけです。

スター・ウォーズシリーズでは時代的に最も古い話がエピソードⅠに当たりますが、メインエピソードで最初にあたるⅠよりも前の話という意味で「エピソードゼロ」という言葉が創作され現在では広く普及しています。

「エピソードゼロ」に厳密な定義はなく作品ごとに位置づけや設定が異なります。

大原則として1話よりも前、より正確に言うと物語中で最初の時間を描いた話よりも前を描いた作品が「エピソードゼロ」ですがどの時代かに決まりはありません。

第1話が始まる直前でも第1話の10年前でも「エピソードゼロ」として発表されています。

「エピソードゼロ」の言葉の使い方や使われ方

「エピソードゼロ」の言葉の使い方や使われ方

・『エピソードゼロで描かれるのは主人公とヒロインが出会う前の話である』
・『エピソードゼロでは主人公の父親がメインに描かれている』
・『エピソードゼロで作品の秘密が明かされる』
・『最終話まで見てからエピソードゼロを見るととても感慨深い』

「エピソードゼロ」の類語や言いかえ

「エピソードゼロ」の類語や言いかえ

・前日譚
「物語で描かれている時代よりも前の時代を描いた話」を意味する言葉です。

「エピソードゼロ」と同じく時間軸的に第1話よりも前の時代を描いた本編につながる物語を指します。

・エピソードファイナル
「物語の完結となる最後の話」を意味する言葉です。

「エピソードゼロ」が始まりの話を指すのに対し、こちらは終わりの話を指します。

まとめ

まとめ

最近は人気作品のスピンオフがブームになっていることもありさまざまな「エピソードゼロ」が製作されています。

出来栄えはさまざまで中には制作しなかったほうがよかったという声が聞かれる作品もあります。

見なくても本編の楽しみに影響しませんが興味をお持ちならなら鑑賞をおすすめします。

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