「明瞭になる」とは？使い方や言い換えや用例など徹底解釈

ここでは「明瞭になる」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「明瞭になる」とは?

「明瞭になる」は、何かがはっきりする、それがはっきり見えるようになるといった意味で使われています。

「この一件の全てが明瞭になる時がきた」と用いた場合、その件について、全てはっきりする時がきたと言っており、「このままでは事態が明瞭になるとは思えない」とすれば、このままだとその事態についてはっきり分かるとは思えないという解釈になります。

文章向けの表現なので、口語ではあまり使われておらず、先の例のような、そろそろそうなりそうだ、そうなるとは思えないといったように用いられることが多いです。

「明瞭になる」の使い方や使われ方、使うときの注意点

この「明瞭になる」は、前述のような何かの件について、その一連の事態についてといった使い方だけでなく、見た目がそうなるとも使われます。

そちらで用いる場合、「この霧が晴れればあの山までの見通しが明瞭になるだろう」のような使い方になり、霧が晴れればその山まではっきり見えるようになるだろうと用いています。

この「見通し」という使い方は、物事の先のことという意味にもなるので、「やっとこのプロジェクトの見通しが明瞭になる時がきた」などと用いることもでき、この例では、ようやくそのプロジェクトの先が見えてくる時になったと言っています。

「明瞭になる」を使った例文

・『今日の会議にて、ようやく来期の目標設定が明瞭になると聞いています』
・『部屋から見通しが明瞭になる日が来ないと、わざわざこの宿をとった甲斐がありません』

「明瞭になる」の類語や言い替え

・『明確になる』
よく似た意味になり、「目的が明確になる」などとほとんど同様の使い方ができます。

ですが、景色の「見通し」という意味で使うことはできないため、そちらの言い替えにはなりません。

しかしながら、「プロジェクトの見通しが〜」のように使う分には問題ありません。

まとめ

「明瞭になる」は、何かがはっきりとする、そう見えるようになるという意味になります。

何かの件や事態がそうなると使うと、それらがはっきり分かると言っていることになり、景色がそう見えるといった使い方をすることもできる表現です。