ここでは「皆無です」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「皆無です」とは?
「皆無です」とは?
「皆無です」は、全くありませんという意味で使われます。
よって、「今までにそういったことは皆無です」と用いると、これまでにそういったことは一度もないと言っており、「そのようなものを見たことは皆無です」とすれば、そんなものは一度も見たことがないという使い方になります。
「全くない」という意味になるので、一度でもあった場合や、1人でもそれに該当する時にはこのように用いることはできず、「この問題の正解者は皆無です」と使う時には、その問題に正解した人は誰1人居ないという場合に限ります。
「皆無です」の使い方や使われ方、使うときの注意点
「皆無です」の使い方や使われ方、使うときの注意点
この「皆無です」は、先のように、全くそれがないという意味になります。
そうではないものの、それに近いという解釈にするには「ほぼ皆無です」などとするとよく、こちらであれば、これまでにそういったことがあったり、該当する人が居たが、ほとんどない(居ない)という解釈で使うことができます。
例えば、何かの問題を正解できた人が100人のうち1人や2人だった時に、「正解者はほぼ皆無でした」と用いて構わず、この他に「ほとんど皆無」や「皆無に近い」のような使い方をした場合も同様の意味になります。
「皆無です」を使った例文
「皆無です」を使った例文
・『そういったことはこれまでに皆無です。よって、心配をする必要はありません』
・『応募者の中にこれらの条件に該当する人は皆無ですので、今回は当選者は1人もおりません』
「皆無です」の類語や言い替え
「皆無です」の類語や言い替え
・『絶無です』
この「絶無」も「皆無」と同じく、何かが全くない、誰も居ないと使う表現です。
そのため、同様に「該当者は絶無です」のような使い方ができますが、こちらはそれによって困っているという場合に向いているため、その例も、何かに該当する人が誰も居ないことに困っているために使っていると考えてください。
まとめ
まとめ
「皆無です」は、何かが全くないという意味で使われています。
過去にそういったケースは全くないといった場合や、それに該当する人は誰も居ない、そんなものは見たことがないなどと用いられることが多く、僅か1回、1人でもそうだという時に使うことはできません。