この記事では、「早い」と「速い」と「疾い」の違いを分かりやすく説明していきます。
「早い」とは?
「早い」とは?
「早い」は「はやい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ある基準より時間が前であること」という意味で、定められた時間に達していないことです。
2つ目は「ある基準より時間が経っていないこと」という意味で、定められた時間からあまり経過していないことです。
3つ目は「適したタイミングでない」という意味で、時期がふさわしくないことです。
4つ目は「手間や暇がかからない」という意味で、簡単にできることです。
上記に共通するのや「時間が少ない」という意味です。
「早い」の使い方
「早い」の使い方
「早い」は形容詞として使われたり、副詞として「早く」と使われたり、名詞として「早さ」と使われたりします。
基本的に、ある基準の時間との差が少ないことや、転じて時間がかからないことに使われる言葉です。
「早い」の例文
「早い」の例文
・『上の階の騒音が気になるので、なるべく早いうちに引っ越ししたい』
「速い」とは?
「速い」とは?
「速い」は「はやい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ものごとの進む度合いが大きいこと」という意味で、実際に物が走ったり飛行する時間が短いことです。
2つ目は「ものごとの進行がスムーズであること」という意味で、手を付けてから勢いよく進んで行く様子のことです。
上記に共通するのは「勢いがある」という意味です。
「速い」の使い方
「速い」の使い方
「速い」は形容詞として使われたり、副詞として「速く」と使われたり、名詞として「速さ」と使われたりします。
基本的に、ものごとの進む度合いが数値として高いことや、転じて非常にスムーズに進むことに使われる言葉です。
「速い」の例文
「速い」の例文
・『彼は足が速いのでラグビー部から勧誘されている』
「疾い」とは?
「疾い」とは?
「疾い」は「はやい」と読みます。
意味は、「非常に進む度合いが高く、あっという間に過ぎること」で、とにかくすばやくて、普通の程度ではないことです。
「疾い」の使い方
「疾い」の使い方
「疾い」は形容詞として使われたり、副詞として「疾く」と使われたり、名詞として「疾さ」と使われたりします。
基本的に、とにかくすばやくてあっという間に過ぎることを表す言葉ですが、常用漢字ではないので日常ではあまり使われません。
「疾い」の例文
「疾い」の例文
・『彼は逃げ足だけはやたらと疾い』
「早い」と「速い」と「疾い」の違い
「早い」と「速い」と「疾い」の違い
「早い」は「ある基準の時間との差が少ないこと」「転じて時間がかからないこと」という意味です。
「速い」は「ものごとの進む度合いが数値として高いこと」「転じて非常にスムーズに進むこと」という意味です。
「疾い」は「とにかくすばやくてあっという間に過ぎること、常用漢字ではないのであまり使われない」という意味です。
まとめ
まとめ
今回は「早い」と「速い」と「疾い」について紹介しました。
「早い」は「時間の差が少ない」、「速い」は「勢いがある」、「疾い」は「すばやい」と覚えておきましょう。