「懇ろに弔う」とは？意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

この記事では、「懇ろに弔う」の意味を分かりやすく説明していきます。

「懇ろに弔う」とは?意味

「懇ろに弔う(ねんごろにとむらう)」とは、「偽りの気持ちのない本心から丁寧に、亡くなった人の死を悲しんで悼むこと」を意味しています。

「懇ろに弔う」という慣用句的な言い回しは、「誠実に悼む心をこめて、死者(亡くなった人)の葬儀を営んだり法要を催したりすること」を示しているのです。

「懇ろに弔う」という表現は、「親身になって丁寧に、死者を悼んだり慰霊したりするための葬式(法事)・法要・供養を営むこと」といった意味合いを持っています。

具体的には、「葬儀・法要を心をこめて開催したり、お墓・記念碑を建てて故人を丁寧に供養したりする」ことを意味している言葉なのです。

「懇ろに弔う」の概要

「懇ろに弔う」という慣用句の表現は、「懇ろ(ねんごろ)」と「弔う(とむらう)」を組み合わせてつくられている表現です。

「懇ろ」という形容動詞・名詞は、「相手のことを思いやる丁寧な心がこめられているさま・相手のためを真剣に思って親身になっていること」を意味しています。

「懇ろ」には「男女関係が親密なさま」の別の意味もありますが、「懇ろに弔う」の表現には関係がない意味です。

「弔う」という動詞は、「死者(故人)の死を悼んだり遺族にお悔やみの言辞を伝えること」を示しています。

「弔う」には、「死者を慰霊するための葬儀や法要、供養の行為を営むこと」の意味もあります。

それらの二つの言葉の解釈から、「懇ろ+弔う=懇ろに弔う」で、「丁寧に心をこめて、死者を慰霊するための葬儀や供養を行う」といった意味を持っていることになります。

「懇ろに弔う」の言葉の使い方や使われ方

「懇ろに弔う」の言葉の使い方は、「誰かが亡くなった場合に、その死を本心から悲しんで葬儀・供養のための行為を行うこと」を意味して使う使い方になります。

「懇ろに弔う」という言い回しは、「偽りの心なく親身になってその人の死を悼み、故人の遺族にお悔やみを述べること」を示して使われることもあります。

例えば、「親友だった彼を慰霊するために、懇ろに弔わせて頂きました」などの例文で使うことができます。

「懇ろに弔う」の類語・言い換え

・『丁寧に供養する(ていねいにくようする)』……細かい気配りをして、亡くなった人の極楽往生や幸せを願って祈りを捧げること。

・『哀悼の意を示す(あいとうのいをしめす)』……故人に対する悲しみと悼みの気持ちを表すこと。

・『心をこめて冥福を祈る(こころをこめてめいふくをいのる)』……亡くなった人を思う気持ちを込めて、その故人が死後の世界で幸福になるようにと願うこと。

まとめ

「懇ろに弔う」という言い回しの意味・使い方などについて説明してきましたが、いかがでしたか? 「懇ろに弔う」とは、「誰かが亡くなった時に、その死を本心から親身になって悼んで、葬儀・法要などを営むこと」を意味しています。

「懇ろに弔う」という言葉の意味・概要について詳細をリサーチしたい時は、この記事の解説をチェックしてみてください。