「取り下げる」という言葉を、敬語にしたらどうなるでしょうか。
ビジネスシーンで使うことがある、「取り下げる」の敬語表現を知っておきましょう。
「取り下げる」の敬語での表現
「取り下げる」の敬語での表現
「取り下げる」には、「取り戻す」、「取り消す」という意味があります。
「取り下げる」を敬語にしたとき、「お取下げする」という表現があります。
「お」という接頭語をつけることで、丁寧な印象にできます。
また、語尾を丁寧な表現にして、「取り下げます」とする方法もあります。
同時に接頭語の「お」をつけて、「お取下げします」とすることもできます。
謙譲語にする場合は、「取り下げいたします」となります。
さらに、接頭語の「お」をつけて、「お取下げいたします」という尊敬語にすることもできます。
「取り下げる」を敬語で言い換えた場合の使用例
「取り下げる」を敬語で言い換えた場合の使用例
「書類を取り下げる」という文章を敬語に直した場合は、「書類をお取下げします」などという文章にできます。
また、「意見を取り下げる」という文章を敬語に言い換えた場合は、「書類をお取下げいたします」などと敬語表現にできます。
「取り下げる」を敬語で言い換えた場合の使い方
「取り下げる」を敬語で言い換えた場合の使い方
「取り下げる」を敬語で言い換える場面は、ビジネスシーンに見られます。
上司に自分の意見を述べた後で、撤回したいと思うとき、失礼のないように「お取下げさせてください」などと、敬語表現にしましょう。
また、仕事関係者に、仕事に関する提案をした後で、白紙に戻したいという場合があるかもしれません。
このような時、「提案を取り下げさせていただきたいと思います」などと、丁寧な表現をしてみてはいかがでしょうか。
さらに、上司の意見が間違っていると感じて、撤回してほしいと感じたときにも、「取り下げる」を敬語にしてみましょう。
「意見を撤回してください」という文章を、「ご意見のお取下げをお願いいたします」などという文章にしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
まとめ
「取り下げる」という言葉の敬語について見てきました。
ビジネスシーンで使うことがある「取り下げる」という言葉の敬語表現を知り、目上の人や立場が上の人、仕事関係者などに対して失礼にならないよう、気を付けてみてはいかがでしょうか。