この記事では、「相違」と「齟齬」の違いを分かりやすく説明していきます。
「相違」とは?
「相違」とは?
「相違」とは「そうい」と読みます。
意味は、二つの物や事の間において、違いがあることを言います。
例えば事実を報告する際に二人の人間に話をさせたら、言うことがまったく違う場合があります。
このような状態を「二人に聞いたが内容が相違するのでどちらを信じればいいのかわからない」と言い表すのです。
他には「あなたの言うことは、事実と相違しているところがありすぎます」「相違がある以上、このまま認めることにはいかない、再調査だ」などと使います。
「齟齬」とは?
「齟齬」とは?
「齟齬」とは「そご」と読みます。
これは物事が食い違い、意図した通りに進まないという意味があります。
またその食い違いそのものことでもあります。
「彼女に任せると内容に齟齬をきたすので、他の人に変えてもらえないか」「あの二人、報告内容がことごとく齟齬するので、困っている」などと使います。
「相違」と「齟齬」の違い!
「相違」と「齟齬」の違い!
「相違」と「齟齬」の違いを、分かりやすく解説します。
この二つの言葉はどちらも「違いがある」という意味合いでは共通しています。
しかしそれぞれの言葉の意味が違いますので、ふさわしい方を選ぶようにしてください。
「相違」とは、二つの物や事に違いがあることを言います。
例えば同じことを説明する場合に二人の内容が違いがあるといった時に「相違する」と言うわけです。
また事実ではないことに対しては「事実と相違する」と言い表します。
一方の「齟齬」ですが、これは物事の食い違って意図した通りにならない、もしくは食い違いそのものを意味しています。
食い違いとは「一致しないこと」を言います。
まとめますと「相違は違いがある」「齟齬は物事が一致しないことで支障が出る、一致しないこと」となります。
物事に対して違いがあるのか、一致しないことがあるのか、そのあたりを見極めてふさわしい方を使っていきましょう。
まとめ
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「相違」と「齟齬」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。
似たような意味合いですが、言葉の意味が違いますので、それぞれ正しく覚えて使い分けてください。