「大統領」と「首相」の違いとは?分かりやすく解釈

この記事では、「大統領」「首相」の違いを分かりやすく説明していきます。

「大統領」とは?

「大統領」とは?

「大統領」とは、国民の投票によって選ばれる国家元首のことです。

国によって多少の違いはありますが、議会には出席せず、新たな法律を自ら提案することもできません。

ただし、そのように議会に促すことは可能で、議会が作る法律に対して拒否する権利があります。

また、議会から不信任を受けることはなく、よほどのことがない限り、任期中に辞任することはありません。

尚、所属する政党が必ずしも多数を占めているとは限らず、そうでなくとも特に問題はありません。

「首相」とは?

「首相」とは?

「首相」は、国会議員の中から選出される国家の代表となる人物です。

国家元首という表現を使うこともありますが、それとは多少意味合いが異なり、あくまで国家の代表だという位置付けになります(「国家元首」にも、同様の意味があります)。

こちらも国によって違いがありますが、直接国民から選ばれる訳ではないという点は共通しており、国会議員なので、議会に出席し、新たな法律の提案を行うことができます。

また、議会からの不信任を受けて任期中に辞任となることがあり、議会(日本では、衆議院のみ)の解散権が与えられています。

原則的に、多数を占める政党(与党)の代表がこれに就任し、日本では衆議院のそれが首相となるのが慣例です。

尚、先の「大統領」と、この「首相」が同時に存在するフランスのような国も珍しくなく、その場合には、明確に役割が分かれていることがほとんどで、同国だと、大統領は外交、首相は内政がそれとなっています。

このような国での「国家元首」(国家の代表)は、「大統領」の方になります。

「大統領」と「首相」の違い

「大統領」と「首相」の違い

「大統領」「首相」の違いを、分かりやすく解説します。

共に、その「国家の代表」になる存在ですが、「大統領」は、国民に直接選出されるという点が一番の違いになると考えていいでしょう。

「首相」は、議会で国会議員の投票によって選ばれる為、まずは国会議員にならないことには、それに就くことはできません。

その他の細かい違いについては、国によって異なる点が色々とあります。

まとめ

まとめ

「大統領」「首相」は、このような違いになります。

日本では「首相」のみが存在しており、日本の国家としての代表はその人物になります。

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