この記事では、ビジネスシーンでしばしば使われる言葉の「新天地でも頑張ってください」について、その意味や使い方や言い換え等を分かりやすく説明します。
「新天地でも頑張ってください」とは?意味
「新天地でも頑張ってください」とは?意味
「新天地でも頑張ってください」の読みは言うまでもなく「しんてんちでもがんばってください」で、「新しい環境や場所でも、頑張ってください」との意味の言葉です。
「新天地」は、「新しい環境や場所、新しい世界のこと」を意味する言葉です。
「天地」の「天」は「空」を意味し、「地」は「地上」を意味することから、「天地」とは「世界や全世界」を指し、そのに「新」が付けられた「新天地」は「新しい世界、すなわち新しい環境や場所」を意味するのです。
また「頑張ってください」は「最後まで忍耐し、努力すること」を意味する「頑張る」に尊敬の意味を示す補助動詞の「くださる」の命令形の「ください」が付けられたものです。
従って、「新天地でも頑張ってください」は、先に記した「新しい環境や場所でも、頑張ってください」との意味の丁寧な表現となるのです。
「新天地でも頑張ってください」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「新天地でも頑張ってください」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「新天地でも頑張ってください」の言葉は、ビジネスにおいては、社内の人や取引先の方が、海外赴任する際や、国内転勤される場合に、励ましの言葉として使われる表現です。
ちなみに、転勤が決まっていても、その場所が決まっていない場合には、この言葉は使うべきではありません。
また、不祥事等が理由で明らかな左遷の場合にも使わない方が無難と言えます。
また、この表現は、先に記した通り、丁寧な表現ですが、それほど敬意が高い表現とは言えません。
従って、社内の同僚や親しい先輩にかける言葉としては問題ありませんが、上司や取引先の方に使う場合には、もう少し敬意を高めた「新天地でのご活躍をお祈りいたします」や「新天地でのご活躍をお祈り申し上げます」の表現を使うべきと言えます。
「新天地でも頑張ってください」を使った例文
「新天地でも頑張ってください」を使った例文
・『希望されていたアメリカ勤務おめでとうございます。新天地でも頑張ってください』
・『新天地でも頑張ってください。私も出張でお伺いする機会があると思います』
「新天地でも頑張ってください」の類語や言い換え
「新天地でも頑張ってください」の類語や言い換え
「新天地」の類語としては、「新任地」や「新境地」が挙げられます。
従って、「新天地でも頑張ってください」は「新任地でも頑張ってください」や「新境地でも頑張ってください」と言い換えることが出来ます。
また「頑張ってください」は「活躍ください」や、先に挙げたその敬語表現に言い換えることも可能です。
まとめ
まとめ
「新天地でも頑張ってください」とは、「新しい環境や場所でも、頑張ってください」との意味の丁寧な表現です。
同僚や親しい先輩にはこの表現を使って問題ありませんが、社内外の目上の人には敬意を高めた表現に言い換えて使うべきです。