介護にまつわる言葉は、星の数ほどあります。
この記事では、「アセスメント」と「モニタリング」の違いを分かりやすく説明していきます。
正しい記憶をインプットしていきましょう。
「アセスメント」とは?
「アセスメント」とは?
アセスメントとは、問題を見つけていくこと。
おもに介護や福祉の現場で、利用されている言葉です。
今の悩みは何か、探していく作業をあらわしています。
アセスメントはケアマネージャーが、ケアプランを作成するときに欠かせない仕事です。
ケアプランとはどんな介護を受けたら良いのか、書き表した計画書のこと。
その人に合ったケアプランを作るためには「どんな問題があるのか」見極めることが重要になってきます。
この見極めに当たるのが、アセスメントです。
アセスメントでは介護を受ける人、周りの家族に聞き取りをおこない、現状について話を聞いていきます。
そして「どうなったら快適なのか」要望も受けとめていきます。
今の生活状況を確認して、どんな課題があるのか洗い出すのがアセスメントです。
「モニタリング」とは?
「モニタリング」とは?
モニタリングとは、実際にサービスを提供したあとに、認識のズレがないか再確認すること。
こちらも介護業界でよく耳にする単語です。
モニタリングはケアマネージャーが、介護を受ける人やその家族に「希望にあう介護サービスを受けられているか」確認する作業になります。
作業の中心は「ケアプラン通りに進んでいるか」になるので、基本的にはケアプランと見比べながらチェックをおこないます。
モニタリングは月に1回は、必ずおこなうことが義務付けられています。
とちゅうで介護を受ける人の健康状態が悪化し、家族の状況も変わることがあります。
基本に沿いつつ、周囲の声に耳をすませて、臨機応変に対応することも重要です。
「アセスメント」と「モニタリング」の違い
「アセスメント」と「モニタリング」の違い
どちらもケアマネージャーの重要な仕事のひとつ。
「アセスメント」と「モニタリング」の違いを、分かりやすく解説します。
・最初がアセスメント、次がモニタリング
アセスメントは介護を受ける人や家族に、どんなお困りごとがあるのか確認する作業です。
今のライフスタイルを伺って、どんな課題を抱えているのか、問題を共有していきます。
課題を見つけることで、どんな介護サービスを受けたらいいのか的確に判断できるようになります。
よく似たモニタリングは、アセスメントの次の段階でおこなわれる作業のこと。
実際に介護サービスを受けてもらって、大きな問題がないかチェックする仕事になります。
小さな変化に耳を澄ませて、問題があれば改善していきます。
まとめ
まとめ
「アセスメント」と「モニタリング」の違いを、分かりやすくお伝えしました。
どちらもケアマネージャーが手がける仕事のこと。
ケアプラン作成時に必要なのが、アセスメント。
利用者の課題を見つけていきます。
モニタリングはケアプラン通りに進んでいるのか見極めること。
いわゆる定期チェックのことです。
正しい用語を知って、スキルを積み上げていきましょう。