この記事では、「未だに」と「未だに」の違いを分かりやすく説明していきます。
「未だに」とは?
「未だに」とは?
現在になってもまだ実現していない、以前のままである様子、現在になってもその状態が続いている、などの意味があり、過去から現在までの一定の時間の経過があって使える言葉になっています。
「3年経っても未だに工事中だ」は以前のままである様子、「昨日から未だに雨が続いている」も以前のままである様子、「未だに駅前の建設予定地は手つかずだ」では現在になってもまだ実現していない、「未だに火星には人は行っていない」も実現していない例となります。
軽トラックは未だに3速オートマチックという言葉では、車のオートマチックでは5速以上が普及しているというところから考えると、3速オートマチックは古いものであり、実現していない、古いままであるという両方の意味合いが含まれていると言えるでしょう。
未だに悩んでいるという使い方では現在まで結論が出ていないということなっています。
架空のストーリーであれば「未来でも未だにリリーフカーはガソリン車だ」などと言った使い方ができ、現在を過去の位置にして、未来でも変わっていないという表現に使うことができます。
「未だに」とは?
「未だに」とは?
未だにの誤用であり、意図としては現在になってもまだ実現していない、以前のままである様子、現在になってもその状態が続いているということが言いたいときに間違えて使われている言葉です。
誤用の為使わないべき言葉であり、不安であれば平仮名で書いたほうが安全と言える言葉でもあります。
古語としては存在していたそうですが、現在の言葉ではありません。
また、誤用から一般の言葉に定着というケースもないわけではないですが、正しい言葉である未だにが一定数以上使われていることから、未だにの立ち位置を未だにが乗っ取るということはかなり難しく、広く使われるようになったとしても以前は誤用だったと言われる言葉の域を出ることは考えにくいと言えます。
「未だに」と「未だに」の違い
「未だに」と「未だに」の違い
「未だに」と「未だに」の違いを、分かりやすく解説します。
未だにが正しい言葉で、未だには未だにと同じ意図と考えられますが誤用の言葉です。
未だにには現在になってもまだ実現していない、以前のままである様子、現在になってもその状態が続いている、などの意味があり、古い、更新されていないなどネガティブな意味合いが強く、古くても良いもののケースではそう使われていない言葉と言えます。
「未だにダイヤルアップ接続」などいかにも時代遅れであるというときに使える言葉と言えます。
まとめ
まとめ
時間が立ってもそのままという意味合いの「未だに」の誤用が「未だに」となっており、文字変換で未だにが比較的出やすい場合があるなどの問題もありますが、平仮名で書いてもそれほど問題のある言葉ではないとも言えます。
とは言え「未だに」が正しい言葉なので、間違えて覚えないようにするべきでしょう。