この記事では、「嚢中の錐」の意味を分かりやすく説明していきます。
「嚢中の錐」とは?意味
「嚢中の錐」とは?意味
「嚢中の錐」は、「のうちゅうのきり」と読みます。
「嚢」は袋を意味する言葉です。
ここでは「嚢中の錐」とすることで、袋の中に入れた錐を示しています。
袋に入れた錐は、袋を突き破って出てきます。
これは錐の先端が針のように尖っているからです。
これが転じて、「優れた人物はどこにいて目立つ」ことを例える言葉になったのです。
「嚢中の錐」の言葉の使い方や使われ方
「嚢中の錐」の言葉の使い方や使われ方
たとえば、あなたの先輩が転職したとします。
しかし、転職してから数か月で、転職先での目覚ましい活躍ぶりを耳にしたのでした。
このような場合に、「当社にいる時から優秀でしたが、まさに嚢中の錐と言えます」と述べるとよいでしょう。
これにより、どこに言っても活躍できる優れた人物であることを、上手に比喩表現できるのです。
「嚢中の錐」の例文
「嚢中の錐」の例文
「嚢中の錐」を使った例文を挙げます。
・『彼は嚢中の錐と言える人物です』
・『彼の才覚は、まさに嚢中の錐と言えます』
・『嚢中の錐といいますから、どこに言っても目立つでしょう』
まとめ
まとめ
このように「嚢中の錐」は、「優れた人物はどこにいて目立つ」ことを意味するフレーズです。
色々な場面で使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。