「ミスマッチ」と「アンマッチ」の違いとは?分かりやすく解釈

種類の異なるもの同士を組み合わせることをマッチングといいますが、マッチングの結果を評価する言葉として「ミスマッチ」「アンマッチ」があります。

どちらもあまり好ましくない結果を指す言葉ですがどのような違いがあるのでしょうか。

今回は、「ミスマッチ」「アンマッチ」の違いについて解説します。

「ミスマッチ」とは?

「ミスマッチ」とは?

「ミスマッチ」とは、「組み合わせた物同士の相性が悪く不釣り合いであること」を意味する言葉です。

異なる物同士を組み合わせるマッチングではさまざまな結果が考えられます。

マッチング結果を評価する言葉はいろいろあります。

これ以上にないほどよい組み合わせを意味する「ベストマッチ」や他の組み合わせが考えられないほどぴったりな様子を表す「ジャストマッチ」など良い表現もあれば、あまり好ましくない悪い様子を表現する言葉もあります。

「ミスマッチ」は良くないマッチング結果を表す表現で「とりあえずマッチングは成立しているが相性が悪くバランスも取れていない」という意味で使われます。

「働きたい部署と配属された部署があっていない」「食材と調味料とで味わいが調和していない」など「個々には問題がないが組み合わせが悪炒めにそれぞれのよさが生かせず結果も良くない」状態を指して「ミスマッチ」と表現します。

「ミスマッチ」の使い方

「ミスマッチ」の使い方

・パンケーキに納豆はミスマッチだ。

・採用担当と就職希望とで考えに相違がありミスマッチが発生している。

・赤いトップスにブルーのボトムスはミスマッチな組み合わせだ。

・早く帰りたい人と何時間でも残業したい人のコンビではどう考えてもミスマッチだと言わざるをえない。

「アンマッチ」とは?

「アンマッチ」とは?

「アンマッチ」とは、「組み合わせる対象が見つからずマッチングが成立しないこと」を意味する言葉です。

マッチングが成立するためにはいくつかの条件があります。

お互いの要求が一致していたり能力や才能のバランスがとれていたり最終的な合意形成が成立したりなど多くの条件を乗り越えて初めてマッチングが成立します。

「アンマッチ」とは「条件を達成することができずマッチングそのものが成立していないこと」を指す言葉です。

簡単に言えば「相手が見つからずパートナーとなる人や物がいない」状態が「アンマッチ」です。

「アンマッチ」の使い方

「アンマッチ」の使い方

・中途採用ではアンマッチが続いている。

・アンマッチが続くのは募集要件に問題があるからだと考えられる。

・毎年繰り返されるアンマッチに対し本格的に対策を取るべきではないか。

・相手の悪いところばかりあげつらっているからアンマッチを繰り返しているのだろう。

「ミスマッチ」と「アンマッチ」の違い

「ミスマッチ」と「アンマッチ」の違い

「ミスマッチ」「アンマッチ」の違いは「マッチングが成立しているかいないか」です。

「ミスマッチ」は相性やバランスは悪いものの一応マッチングは成立しています。

組みあせて試してみたら上手くいかなかったなど問題はあるものの、とりあえずマッチングには成功している状態を表します。

「アンマッチ」はいろいろな理由によりマッチングそのものが成立していない状態を指します。

お見合いで結婚したが性格の不一致で離婚するのが「ミスマッチ」、お見合いをしても結婚似まで至らないのが「アンマッチ」というのが違いの具体例です。

まとめ

まとめ

「ミスマッチ」「アンマッチ」はどちらもあまり良くないマッチング結果を意味する言葉ですが意味は全く異なります。

混同してしまうと誤解のもとなのでそれぞれの性格な意味を理解して正しく使い分けてください。

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