「手中に収める」はどのような意味の慣用句なのでしょうか。
今回は、「手中に収める」の意味について解説します。
「手中に収める」とは?意味
「手中に収める」とは?意味
「手中に収める」とは、「所有権を獲得し自分のものにすること」を意味する言葉です。
「手中に収める」の概要
「手中に収める」の概要
本来は自分の手の中に物を収めて自由にすることを表しますが、一般的には所有権を獲得して自分のものにするあるいは支配して思うがままにする意味で使われています。
対象を自由にできる状態を表しており必ずしも対象を直接自らの手で持っている必要はありません。
例えば他国を攻め滅ぼして自分の支配下に置くような場合も直接自分の手で持ったり現地に足を運んだりしているわけではありませんが支配権を獲得し自分の意のままにできるので「手中に収める」と表現します。
基本的には他の人が持っていたものなど元々は自分のものではなかったものを自分のものにしたときに使う表現で、オーダーメイドなど最初から自分のものになることが確定しているものに対しては用いません。
「手中に収める」の言葉の使い方や使われ方
「手中に収める」の言葉の使い方や使われ方
『美濃国を手中に収める』
まとめ
まとめ
「手中に収める」は力で自分のものにするとき表現です。
日常ではほとんど使いませんが、吸収合併や子会社化などビジネスの世界では広く使われる言葉なので意味を覚えておきましょう。