「稼ぐ」と「働く」の違いとは？分かりやすく解釈

この記事では、「稼ぐ」と「働く」の違いを分かりやすく説明していきます。

「稼ぐ」とは?

稼ぐとは、かせぐという読み方をすべき言葉です。

文字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、懸命に働くや仕事に励むといった意味の稼の漢字に、ぐという平仮名を付け足す事で成立した言葉となっています。

だからこそ稼ぐは、働く事でお金を得るや試合等において得点をあげるといった意味を表すのです。

「稼ぐ」の使い方

稼ぐは、主に働く事によりお金を得るという事に対して使われる言葉となっています。

特に生計を立てるために労働する行為を指して、この稼ぐという言葉が使用されているのです。

他にもサッカー等の得点を競う競技で、得点をあげる事や時間を費やす事で自分が有利になる様に意図する、といった意味でこの稼ぐという言葉が使われていたりします。

「働く」とは?

働くは、はたらくという読み方をする言葉です。

文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、仕事をするや身体を動かすといった意味を持っている働の漢字に、平仮名のくを加える事により成立した言葉となっています。

以上の事から働くは、労働するとか機能すると言った意味を示すのです。

「働く」の使い方

働くは、主に仕事をするという意味で用いられる言葉となっています。

より具体的には生計を立てるためや、職業として一定の職に就いて労働をする事に対して、この働くという言葉を使用する事が多いです。

更に薬や機械といった物が機能したり、思う様な結果が得られる事に対してもこの働く、という言葉で表現したりします。

加えて脳が上手く機能する事を、頭や知恵が働く、という形でこの言葉を用いて表す事も少なくありません。

「稼ぐ」と「働く」の違い

稼ぐと働くの文字表記を並べて見比べをしてみれば、違う言葉が使われた言葉同である事に気付く事が出来ます。

ただし2文字目の平仮名がぐとくと近い上に、表す意味合いには似た所があるのです。

だからこそ互いの持つ意味をきちんと理解しておかないと、使い分けを意識した時に迷ってしまう事が十分に有り得る組み合わせの言葉と言えます。

まず稼ぐですが、お金等の対価を得るために懸命に労力を費やす事に対して使われる言葉です。

一方の働くは、対価のある無し関係なく仕事や何らかの役割をこなす事に対して用いられる言葉となっています。

「稼ぐ」の例文

・『彼女は大学の学費を稼ぐために、毎日アルバイトをしています』

「働く」の例文

・『彼は朝8時に家を出て、夜遅くまで働く毎日を続けているのです』

まとめ

2つの言葉に共通する文字はないものの、持つ意味には似た様な所があるのです。

ですが使用されている文字の違いにより、示す意味のニュアンスには相違点を見出す事が可能です。

ちなみに稼ぐは、給料やお金といった対価を得るために、労働する事を表します。

対する働くは、対価の有無は関係なしに仕事や役割を行う事を示す言葉です。