「アリ婚」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

結婚に関する言葉「アリ婚」とは何を意味しているのでしょうか。

今回は、「アリ婚」の意味と類似表現について解説します。

「アリ婚」とは?意味

「アリ婚」とは?意味

「アリ婚」とは、「挙式や披露宴などをそれなり以上の規模で行う結婚」を意味する言葉です。

「アリ婚」の概要

「アリ婚」の概要

結婚するには結婚式を挙げ友人知人を招いて披露宴を開催する、というのがこれまで当たり前とされてきた結婚のスタイルです。

昭和の終わりから平成のはじめにかけてまでは結婚する人の多くが教会や神社で式を挙げ結婚式場やホテルで披露宴を開くというスタイルを選択していましたが、平成の中頃になると式や披露宴を行わないカップルが増えていきます。

景気悪化に伴う節約志向やライフスタイルの変化など様々な要因が考えられますが現在では挙式や披露宴などのウェディングイベントを行うカップルの方が少数派になりつつあります。

そのような「挙式や披露宴などのウェディングイベントを行う結婚」を指す言葉が「アリ婚」です。

「挙式と披露宴有りの結婚」が言葉の由来です。

「アリ婚」といっても実際のスタイルはひとつではありません。

昔ながらの教会や神社で式を挙げホテルなどで披露宴を行うというスタイルは多く見られますが、それ以外のスタイルで自分たちだけの結婚式を行うカップルも増えています。

ゲストハウスを借りきって自分たちで進行やコーディネートを考える個性派の披露宴やレストランを借り切って行うカジュアルスタイルのウェディング、庭園や遊戯施設など特別な場所を利用して開かれる結婚パーティーなど同じ「アリ婚」でも大きな違いが見られます。

結婚が家どうしの結びつきだと強く考えられていた時代には挙式や披露宴を通じて両家の結び付きを強めるのが重要でしたが、結婚は当人同士の個人的な結びつきだという考えが主流になったことにより「アリ婚」でもウェディングイベントの持つ意味合いは変わりつつあります。

挙式は二人の気持ち的な結び付きを強めるイベントと考えられ、披露宴はパートナーを友人知人に紹介すると同時に一生の思い出づくりに利用されています。

慢性的な不況が続く時代にあって安くはない費用をかけて「アリ婚」をえらぶのはパートナーの紹介やあいさつにかかる手間と時間を考えたときのコストパフォーマンスに優れるという実利的な面と人生で最も自分が輝く瞬間を大切にしたいという承認欲求面の2つが大きな理由です。

「アリ婚」の言葉の使い方や使われ方

「アリ婚」の言葉の使い方や使われ方

・『彼女の希望でアリ婚を選んだ』
・『アリ婚が減るとウェディング業界はさらに苦しい状況になる』
・『一生の記念にしたいので思い切ってアリ婚にした』
・『アリ婚希望で婚活に励む』

「アリ婚」の類語や言いかえ

「アリ婚」の類語や言いかえ

・派手婚
「ゴンドラによる入場や豪華な衣装などたくさんのお金をかけた結婚」を意味する言葉です。

バブル崩壊後に誕生した言葉で当時はすでに珍しくなっていた多額の費用をかけて行われる結婚を指します。

伝統的に嫁入りにお金をかける文化が根付いている名古屋地方で多く見られます。

まとめ

まとめ

「アリ婚」という言葉が浸透したことでもわかるように結婚にあたり挙式や披露宴を行うのが常識というのは時代遅れの古い考えです。

少なくなったとはいえ結婚式に憧れを持つ人はまだまだたくさんいます。

盛大な結婚式を挙げたいなら意見の合う人を狙って婚活しましょう。

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