「イオニスト」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

郊外に暮らす人達の間で「イオニスト」と呼ばれる人が増えています。

具体的にはどんな人を指す言葉なのでしょうか。

今回は、「イオニスト」の意味と類似表現について解説します。

「イオニスト」とは?意味

「イオニスト」とは?意味

「イオニスト」「イオンショッピングモールで1日を過ごすような熱烈愛好家」を意味する言葉です。

「イオニスト」の概要

「イオニスト」の概要

2000年代以降、日本各地に大型ショッピングモールが次々に建設されました。

法律の改正やライフスタイルの変化などさまざまな要因が絡み合いショッピングモールを中心とした消費文化が短期間のうちに日本に根付きましたが、日本に複数あるショッピングモールのうち大手流通チェーン「イオン」が中心となって運営するのが「イオンモール」です。

ショッピングやエンタメ、グルメにカルチャーと何でもそろうイオンモールを満喫し毎日のように通う熱烈なファンを指す言葉が「イオニスト」です。

運営母体である「イオン」「~する人」という意味を持つ英語「ist」を組み合わせた造語である「イオニスト」は直訳すると「イオンする人」です。

英語としてはあまり正しくない表現ですが日本語ではサービスやお店を利用することを意味する言葉として名称をそのまま動詞化するケースがよくあります。

「お茶する」「スタバする」といったような表現があることを考えると「イオニスト」というのもそれほどおかしな言葉でなはいことは明らかです。

イオンモールは様々な商品が販売されサービスを利用できる消費社会の縮図のような施設です。

一部の経済学者は「イオニスト」のことを低所得社会のひずみのように扱い非難しますがそのような論説は浅はかに過ぎます。

商店や施設の少ない地方住民にとって何でもそろううイオンモールは地域で唯一といってもいい娯楽スポットであり楽しみが凝縮された空間です。

「イオニスト」は妥協しているわけでもなく他の施設を知らないわけでもなく自らの判断で積極的にイオンモールを楽しみ便利さや素晴らしさを享受している善良な利用者です。

イオンモールとしても「イオニスト」のような熱心に通ってくれる存在はありがたい優良顧客です。

「イオニスト」の言葉の使い方や使われ方

「イオニスト」の言葉の使い方や使われ方

・『毎日イオンモールに通っている彼女は立派なイオニストだ』
・『イオニストには倹約上手が多い』
・『娯楽の少ない地方都市では若者の多くがイオニストである』
・『イオニストなので欲しいものがある場合はまずイオンモールで探すことに決めている』

「イオニスト」の類語や言いかえ

「イオニスト」の類語や言いかえ

・ららぽーたー
「ららぽーとに毎日通うような愛好家」を意味します。

イオンモールと並ぶ巨大ショッピングモール「ららぽーと」はショッピングモールブームの先駆け的存在です。

全国各地にあるららぽーとには連日多くの利用者が訪れますが朝訪れてし映画を鑑賞し昼食をフードコートでとりショッピングを楽しんでから夕食の材料を買って帰るような「一日中ららぽーとで過ごしても苦にならない人」「ららぽーたー」です。

まとめ

まとめ

デフレ社会の典型的な消費スタイルのような文脈で使われることが多い「イオニスト」ですが、本来の意味にネガティブなニュアンスはありません。

言葉本来の意味を正確に知っておきましょう。

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