「浮き彫りにされる」とは？意味や言葉の使い方など分かりやすく解釈

「浮き彫りにされる」とはどのような状況を表す言葉なのでしょうか。

今回は、「浮き彫りにされる」の意味について解説します。

「浮き彫りにされる」とは?意味

「浮き彫りにされる」とは、「それまではっきりわからなかったものが認識できる形で明らかになること」を意味する言葉です。

「浮き彫りにされる」の概要

残したい部分に手をつけず周りを彫り下げることで模様や形を浮き立たせる技法のことを「浮き彫り」といいます。

平面に図形や文字などを彫るときに用いられる技法であり、形として残したい部分はそのままにしてそれ以外のところを彫ることで彫刻を刻む技法です。

周囲が彫られることで取り残された部分が結果的に目立つようになる彫刻の技法になぞらえて周囲の変化により明らかになることを「浮き彫りにされる」と表現します。

明らかにされる側の主観にたった受身形の表現であり、対象には特に変化がないのに周囲を取り巻く環境や事情の変化によりはっきり認識できるようになるさまを表します。

「浮き彫りにされる」の言葉の使い方や使われ方

『警察の捜査により被害の実態が浮き彫りにされる』
『リハーサルで失敗したおかげで本番に向けての課題が浮き彫りにされた』

まとめ

「浮き彫りにされる」は隠されていた実態を伝えるニュースなどでよく用いられる慣用句です。

さまざまな場面で使われる慣用句なので意味を覚えておきましょう。