「レストラン難民」とは？意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

外食に関係する言葉「レストラン難民」とはどのような異身なのでしょうか。

今回は、「レストラン難民」の意味と類似表現について解説します。

「レストラン難民」とは?意味

「レストラン難民」とは、「食事をしたいのに飲食店が見つからず食事ができない人」を意味する言葉です。

「レストラン難民」の概要

出かけた先が飲食店の少ないエリアだったり休業日や休憩時間帯にあたってしまったりなど「レストランなどの飲食店で食事を取りたいのにやっている店が見つからない人」をいく場所がなく流浪の生活をおくる難民に例えて「レストラン難民」と表現します。

「外食したくてもできない人」を総称して「レストラン難民」といいますが外食できない理由はいろいろあります。

最も多いのはその地域に飲食店事態が少ないケースです。

人が集まるエリアには外食需要を当て込んで多くの飲食店が出店しますが、外から来る人の少ないエリアでは飲食店の数そのものが限られます。

観光地ではない郊外エリアや都心でも特に用事のある人がいない住宅地などは飲食店がほとんどなく、たまたまエリアに来た人が外食しようと思って飲食店を探しても一向に店が見つからず「レストラン難民」となることはよくあります。

休日や休憩時間も「レストラン難民」になる原因です。

オフィス街には飲食店がたくさんありますがほとんどの客は平日に利用するので土日は休日にしている店が少なくありません。

休日出勤した日にいつものつもりで外食しようとすると行きつけの店が軒並み休日で食べる場所がなく「レストラン難民」になってしまいます。

同様に他の会社と休憩時間がずれていて14時過ぎから昼休みになるような仕事だとレストランの休憩時間と丸かぶりになってしまいます。

混雑も「レストラン難民」の発生要因です。

テーマパークの中にある飲食店は土日にとても混雑します。

利用客が一斉に押しかけるランチタイムになるとどの店も満席になってしまい店はあるのに食事ができない「レストラン難民」が発生します。

「レストラン難民」から逃れるための方法としては「飲食店の多いエリアを探す」「時間や日をずらす」「予約を入れておく」「テイクアウトを利用する」といった方法があります。

近年は店内利用者の人数制限を設けている飲食店が増えていることから飲食店探しに苦労する人は増えており飲食店の多いエリアでも「レストラン難民」問題は深刻化しています。

「レストラン難民」の言葉の使い方や使われ方

・『休日出勤の日はレストラン難民になる可能性が高い』
・『飲食店の廃業が相次ぎレストラン難民になる可能性が高まってきた』
・『レストラン難民の多くはコンビニの弁当で食事を済ませている』
・『観光地以外のエリアに旅行に行くと高確率でレストラン難民になる』

「レストラン難民」の類語や言いかえ

・ランチ難民
「飲食店が見つからずランチにありつけない人」を意味する言葉です。

「レストラン難民」が時間帯を問わない外食全般に使われるのに対し、こちらは昼食限定です。

まとめ

意味を知ると軽く思われがちな「レストラン難民」ですが、悩みを抱える人にとっては深刻な問題です。

飲食店の廃業が増える現在、誰しもこの問題とは無関係ではありません。

出かけた先で食事に困ることのないようあらかじめ下調べしたり予約を入れておいたりなどして対策しておくと安心です。