「汚部屋」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

ネットの掲示板やSNSなどで使われる独特の表現「汚部屋」とはどのような異身なのでしょうか。

今回は、「汚部屋」の意味と類語について解説します。

「汚部屋」とは?意味

「汚部屋」とは?意味

「汚部屋」とは、「嫌悪感をもよおすほど汚い部屋」を意味する言葉です。

「汚部屋」の概要

「汚部屋」の概要

掃除が苦手な人は少なくありません。

特に一人暮らしであれば多少散らかったり汚れが放置されていたりすることも珍しくありませんがものには限度があります。

「人を呼ぶのがはばかられるほどひどく汚れている部屋」を指す言葉が「汚部屋」です。

「汚部屋」は多少散らかったり汚れていたりする程度ではなく常識を疑われるほど汚れている部屋を指します。

ゴミが散乱して足の踏み場が無かったり落とせなくなってしまっているほど汚れがこびりついていたりする「非常識なほど汚い部屋」を指します。

昔から「ホコリで死んだ人間はいない」などと掃除しないことを肯定する言い回しがありますが「汚部屋」レベルになると深刻に健康被害が懸念されます。

何ヶ月どころか何年も掃除されていない部屋にはホコリがたまり呼吸器に影響が出かねない状況です。

放置された食べ残しや飲み残しは腐敗して悪臭を放つだけでなくカビや害虫を呼び寄せる原因になります。

さらに深刻化すると病原菌をまき散らすネズミが発生することもありただの汚れとして放置していい段階を通り越した有害な場所が「汚部屋」です。

他人からするとなんでそんなになるまで放置したの、と尋ねたくなるほど汚い部屋ですがそこで暮らす本人はあまり深刻に考えていません。

「汚部屋」になる理由はただの面倒くさがりから仕事の忙しさで掃除ができないなどさまざまですが、まったく汚れているという自覚がないままゴミまみれの部屋に平気で暮らしている人もいます。

外出時はバッチリおしゃれを決めているのに自宅は散らかり放題の「汚部屋」という外見からは想像もつかない「汚部屋」住民もいるほどです。

汚れが自宅内の問題にとどまっているうちはまだマシで、においや害虫などで隣近所に迷惑をかける用になると大問題になります。

特に賃貸住宅では非常識なほど汚く使っていると退去を求められる可能性もあるので我が家だからといって好き勝手に使っていいわけではなく少なくとも衛生面では常識が求められます。

「汚部屋」の言葉の使い方や使われ方

「汚部屋」の言葉の使い方や使われ方

・『散らかり放題の汚部屋を一念発起して片付ける』
・『汚部屋を片付けていたらゴミの山から現金を発見した』
・『収集癖があるからといって汚部屋とは限らない』
・『こまめに掃除する習慣をつけないとすぐに汚部屋になってしまう』

「汚部屋」の類語や言いかえ

「汚部屋」の類語や言いかえ

・汚宅
「汚れた自宅」を意味する言葉です。

「汚部屋」がいくつかある部屋のうち一室のみ汚れていることを表すのに対し、こちらは家一件まるごと散らかって汚れている状態を指します。

悪臭や害虫の原因になりやすく近隣住民とトラブルになることもあります。

・ゴミ屋敷
「不要品にあふれたゴミまみれの家」を指す言葉です。

ホコリや汚れよりもガラクタがたくさんある状態を強調する表現です。

建物自体の状態は関係がなく新築から間もないしっかりした家でも使わないものがたくさんあり小汚い状態だとこう呼ばれます。

まとめ

まとめ

「汚部屋」はネットで誕生したネットスラングの一種ですが汚部屋自体は昔から存在しています。

部屋の状態は精神的な影響が強く表れるとされており、部屋の散らかり具合からうつ病の早期発見につながった例もあります。

汚したことを責めるのではなく解決方法を丁寧に探ることが脱出への近道です。

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