「道路族」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

迷惑行為をする人達を指す言葉として「道路族」があります。

この言葉は具体的にどのような迷惑行為を指しているのでしょうか。

今回は、「道路族」の意味と類語について解説します。

「道路族」とは?意味

「道路族」とは?意味

「道路族」とは、「住宅地など生活道路で大声を出しながら遊ぶ迷惑な親子」を意味する言葉です。

「道路族」の概要

「道路族」の概要

一昔前まで路地や裏道などで子供が遊ぶ姿はごく当たり前に見られる光景でした。

昭和の懐かしい風景にも子どもが道路でなわとびをしたりろう石で落書きをしたりといった風景が描かれていますが、都市開発が進み車の走行が増えるのに連れて道路で遊ぶ子どももどんどん少なくなっていきます。

現在では子どもの安全を考えて道路では遊ばないよう学校でも指導されることが当たり前になっており道路で遊ぶ子どもはとても珍しい存在です。

道路で遊ぶのはマナー違反という考えが広まる中、周囲の迷惑を考えることなく子どもを道路上で自由にさせる非常識な親も存在します。

事故による危険が伴うのはもちろん大声を上げて周囲に迷惑をかけたり通行の妨げになったりする非常識なふるまいをする親子を指して「道路族」といいます。

「道路族」とは単に道路で遊んでいるだけではなく周囲に迷惑をかけるマナー違反の振る舞いが目立つものを指す言葉です。

道路で遊んでいても大声を出さず静かに遊んでいたり人の迷惑にならないように遊んでいたりするマナーのいい言葉は「道路族」とはいいません。

ずっと大声を出して騒音源になっていたりガラスを割る恐れが有るような狭い道でボール遊びをしているようなうとましい子どもとそのような行為を注意もせず見ているだけの非常識な親を指して「道路族」と表現します。

子どもの遊ぶ声がうるさいという苦情に対しクレーマーだ、寛容性がないと批判する声も見られますが平穏に暮らしたい人にとって子供の騒音はとても耳障りです。

甲高い子供の声は耳につきやすく、夜勤を終えて寝たいのに道路で大騒ぎされてはたまったものではありません。

子供の声に苦情を言う人にもそれぞれ事情があります。

あまりにも常識に欠ける遊ばせ方を道路でさせている「道路族」に厳しい目が向けられるのは現代の住宅事情を考えても当然です。

「道路族」の言葉の使い方や使われ方

「道路族」の言葉の使い方や使われ方

・『道路族のせいでゆっくりと眠っていられない』
・『ふるまいが目に余る道路族を町内会長が注意する』
・『自宅前の道路を道路族が選挙しておりとても迷惑だ』
・『道路族の親は子どものやることは大目に見るべきだと考えている』

「道路族」の類語や言いかえ

「道路族」の類語や言いかえ

・放牧
「自分で子どもの面倒を見ることなく自由にさせてほかの大人に世話を押し付けること」を意味する言葉です。

子供だけで道路遊びをしたり約束もせず早朝から勝手に人の家に押しかけたりする勝手な子どものふるまいと無責任な親の両方を指します。

・DQN
「非常識なふるまいをするチンピラまがいの人」を意味する言葉です。

道路で遊ばせて周囲に迷惑をかけるような常識に欠ける親子は「DQN親子」と呼ばれます。

まとめ

まとめ

子どものすることだからと軽く見られがちな「道路族」ですが悩まされている人にとっては深刻な問題です。

ご近所トラブルの火種になることも多いのでそのような存在がいることを知っておきましょう。

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