「汚宅」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

インターネット上で使われる言葉「汚宅」とはどのような意味で何を指すのでしょうか。

今回は、「汚宅」の意味と類似表現について解説します。

「汚宅」とは?意味

「汚宅」とは?意味

「汚宅」とは、「ひどく散らかった汚らしい家」を意味する言葉です。

「汚宅」の概要

「汚宅」の概要

近年、テレビや雑誌などでしばしば取り上げられるのが「片付けられない人々」です。

片付けが苦手な人は珍しくありませんがほとんどの人は苦手ながらもそれなりに家を片付けています。

多少荷物が散らかっていたり掃除が行き届かなかったりするものの生活していくのに常識的なレベルであり人を招くときなどに慌てて片付ければ十分きれいになる程度で部屋を使っているのが普通の片付けが苦手な人の生活実態です。

どんなことにも過ぎた人、常識を超える存在というのはいるものですが片付けられない人の中にも想像を超えるほど片付けの苦手な人がいます。

彼らはただ部屋を散らかしたり掃除の手を抜いたりといったレベルを超えた酷い状態の家で生活しています。

生活で出たゴミをまとめてごみの日に出すこともせずそこら辺に放置し、掃除はいつしたのか忘れてしまうほどサボり続けるため家の中はひどいという言葉では生ぬるいほど目も当てられない状態です。

他の人が見たらゴミの山にしか見えないほど荒れ果てて汚れたひどい状態の家を指して「汚宅」と表現します。

相手の住まいのことを丁寧語で「御宅」と言いますが「汚宅」は御宅と汚れた住宅をかけたスラングの一種です。

「汚宅」に住んでいる人は不衛生な人だと思われがちですが一概にそうともいえません。

「汚宅」住人の中にはひどく散らかり汚れきった家とは裏腹に身なりや身だしなみに気をつけている人がたくさんいます。

一見きちんとして見えるのに家は「汚宅」という人の多くは極度のズボラで自分の生活にむとんちゃくであることがほとんどです。

着る物や外見は外交的に重要であるため手を抜きませんが家の中は自分だけの問題なので徹底的にサボッて手を抜いてしまった結果「汚宅」と呼ばれる状態にまで放置されてしまいます。

「汚宅」と呼ばれるまでの状態になってしまうと個人の努力だけで改善するのは簡単ではありません。

一念発起して掃除にチャレンジしても片付けがまったく追いつかず、日々の生活で出るゴミや汚れに負けてしまい状態が一向に改善しないどころか悪化してしまうケースも見られます。

「汚宅」が更にひどくなると悪臭や害虫などで周囲の人達に迷惑をかけてしまうことから個人の問題ではなく社会問題として考える動きも進んでいます。

「汚宅」の言葉の使い方や使われ方

「汚宅」の言葉の使い方や使われ方

・『汚宅脱出のために清掃業者に依頼する』
・『汚宅なので大切な書類がどこにあるのかわからない』
・『ゴミだらけの汚宅を片付けるために休暇をとった』
・『自宅が汚宅状態と聞いた途端、百年の恋が冷めてしまった』

「汚宅」の類語や言いかえ

「汚宅」の類語や言いかえ

・汚部屋
「散らかって汚い部屋」を意味する言葉です。

「汚宅」が自宅まるごと汚れているのに対し、こちらは一部屋のみが汚れていることを表します。

実家住まいで自分の部屋だけが汚い時などに用いられるほかマンションやアパートなど部屋に一人暮らしの場合にも使われます。

まとめ

まとめ

「汚宅」に好印象を持つ人はいません。

そうなるまで放置した本人の責任であるのは明白ですが精神的なストレスや先天性の理由により掃除や片づけを苦手とする人も少なくありません。

大切な家を「汚宅」にしないためにもこまめな掃除を心がけましょう。

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