「エコチュー」とは？意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

この記事では、スラング用語の「エコチュー」の意味や使い方、例文を分かりやすく説明していきます。

「エコチュー」とは?意味

仕事や趣味よりも環境を愛し、人生の中で一番優先的に考えては日々の生活に取り入れている人を「エコチュー」と呼びます。

環境と書いて「エコ」と訳し、そこに「中心的」【ちゅうしんてき】と略した言葉を掛け合わせて作り出した造語であり、温暖化が加速する危険性を考える若者の間に登場しました。

この「エコチュー」は、ほとんどの人が快適な環境を優先するというのに、エコを優先的にするため自分の生活よりも不便さがあったとしても自然が破壊されないようお金をかけて地球に優しい製品を買ったり、自然にかえるものを選ぶなどして貢献するわけです。

「エコチュー」の概要

自分が生きるうえで何よりもエコな生活を考えて暮らす人を「エコチュー」と言い、利便性などどうでもいいから空気を汚さない暖房器具を選んだり、フロンガスを使っている電化製品であればいくら安くても買わない、水を汚すようなシャンプーではなく、高くても水質汚染しないものを選んで買うという徹底した配慮を取り入れています。

聞こえはいいですが、どうも周囲から見ると不便な生活にしか見えない人は、気の毒でどこかつまらなさを感じさせるとがっかりしてしまう気持ちと、利便性を犠牲にしているところが残念に思える人を揶揄するときに使う言葉です。

「エコチュー」の使い方や使われ方

地球環境に悪影響を与えてしまうと分かれば高額だったエアコンも簡単に捨てますし、排気ガスがひどいと分かれば車さえ捨てる行き過ぎた行動見せる人を「行き過ぎたエコチューだ」と驚きつつ馬鹿にする意味を込めて使われています。

なかには電気も環境に悪いと感じればすべて取り外し、朝日と共に起きて生活して、暗くなったら月明かりで暮らして生活するなど徹底することを心がける人を「環境を考えて生活するエコチューで素晴らしい」と言います。

「エコチュー」を使った例文(使用例)

・『太陽光で電気を作る自家発電を作ってしまうあなたはまさにエコチューだ』
環境のことを考えるあまり、自分で器用に発電機を作り出す者がいます。

・『ママ友に往復3時間もかけて子供を電動自転車で送り迎えに行くエコチューがいて驚く』
女性の「エコチュー」は、電動自転車をうまく使いこなして、子供の送り迎えして周囲を驚かせます。

・『すごく暑い日だというのに、扇風機だけで1日を過ごす友達は神のようなエコチューだと感じる』
室内温度が35℃以上になっても頭から水をかぶり、扇風機の風で過ごす友達はまさに神のように感じるわけです。

まとめ

地球に優しい生活を送りたいと強く考えて実行する「エコチュー」は、毎日の生活に二酸化排出量を抑えた製品を取り入れたり、自分の生活さえもガラリと変えてしまうなど徹底したエコな生活を取り入れています。

ただ、行き過ぎたところがあるのが周囲を引かせてしまうところでもありますので、エコが中心な生活もほどほどにしましょう。