「参考」と「参照」の違いとは？分かりやすく解釈

この記事では、「参考」【さんこう】と「参照」【さんしょう】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「参考」とは?意味

人の意見を聴き、それを手がかりに物事を始めることを「参考」【さんこう】といいます。

自分だけの知識や考えではなかなかうまく仕事ができないと思ったとき、人にどうしたら間違わず質のいい仕事ができるか聴いてみれば、今まで考え付かなかったやり方を知れるのです。

たとえば、データを図面化するときはどうすれば見やすく表せるか、そのやり方を「参考」にすることで分かりやすく仕上がるでしょう。

「参照」とは?意味

サイトや文献を見ることで読みやすい文章が書いたり、図面に仕上げることを「参照」【さんしょう】といいます。

知識はあってもいまいちうまく仕上げられそうにないと思うときは、専門家や知識が豊富な人のサイトを見てどのような描き方をすればいいか照合してコツを掴むわけです。

まるきり真似するのではなく、自分なりに描き方や書き方を多少変えて「参照」します。

「参考」と「参照」の違い

「参考」と「参照」の違いを、分かりやすく解説します。

人の意見を聞いて自分なりに仕事したり、物づくりすることが「参考」になります。

貴重な意見を受け止めて、そこからどのように作り上げれば立派な物になるかを考えてみたり、色や形に仕上げると魅力的な仕上がりになるか見出すわけです。

もう一方の「参照」は、主に文章を読んで、そこから自分なりに発想を膨らませたり、魅力的に仕上げる工夫して仕上げるというとき使います。

「参考」の例文

・『仕事に行き詰り、上司の意見を参考に最後までやり遂げた』
・『私の意見を参考にした部下が質のいい仕事して驚いた』

「参照」の例文

・『書類作成するとき、参照資料を見ながら作り上げた』
・『見落とさないよう別紙の資料を参照するよう参加者に伝えた』

まとめ

ビジネスシーンでよく使われている言葉ですが、人の意見に耳を傾けて手がかりにすることを「参考」といい、文献から知識得て物事を進めるときは「参照」を使うと覚えておくといいでしょう。