「比肩」と「匹敵」の違いとは?分かりやすく解釈

この記事では、「比肩」「匹敵」の違いを分かりやすく説明していきます。

「比肩」とは?

「比肩」とは?

対象者が、自分と同じ実力で肩を並べて他者の多くと比べても両者が同じ実力である場合、「比肩」という言葉で実力が同じであると記します。

「比肩」は同じ仲間同士で用いる言葉であるため、ライバル関係上にある場合は別の言葉を使用して実力が同じであると記します。

「比肩」の使い方

「比肩」の使い方

「比肩」は仲間内で実力が同じもの同士を「比肩」と表現します。

この時、注意すべくは「比肩」は仲間意識があるもの同士実力が同じであることです。

その為、ライバル通しだった場合、「比肩」を使うのは不適切です。

「匹敵」とは?

「匹敵」とは?

「匹敵」は一応形式上は味方であるが敵に回すと自分と同等かそれ以上かもしれない相手に対して用います。

つまり、ライバル関係にある人物に対し「匹敵」するという言葉を用いるのです。

「匹敵」の使い方

「匹敵」の使い方

「匹敵」は比べるものの実力が同じかそれ以上の実力である場合に用います。

その上でライバル関係にある場合に成立する言葉で、ライバル同士ではない場合、「比肩」を用いるのが正しいです、。

「比肩」と「匹敵」の違い

「比肩」と「匹敵」の違い

「比肩」は対象者が自分と同じ実力でかつライバル関係にない人物です。

つまり肩を並べた実力と称されるように、他者と対象者と自分を含めて比較した場合、他者を跳ね除け自分と対象者の実力は同じであることです。

それに対し、「匹敵」は対象者とライバル関係にあり、実力は自分と同じかそれ以上であるという違いがあります。

その為、「匹敵」は自分よりもひょっとしたら格上の相手に対して使用可能です。

「比肩」の例文

「比肩」の例文

・『○○は私と比肩すべき実力を持っています』
これは○○という人物が自分と同じくらいの実力を持っていることを進言しているという例です。

あくまで、私という対象者が比べた事柄ですので実力は実際には対象とされている人物の方が上である可能性もあります。

・『比肩の対象者は○○と△か』
この例は、比べられている人物が○○と△であるという例です。

「比肩」は対象者を自由に選ぶことができるのでこの場合対象者は○○と△です。

「匹敵」の例文

「匹敵」の例文

・『奴の実力は私に匹敵する実力だ』
この例文は奴と言われる対象者が自分と同じかそれ以上であると述べている例です。

「匹敵」は対象者が同じ実力者かそれ以上であるかになりますのでこの場合、対象者の実力は上であることもあります。

・『私の実力に匹敵するものなどない』
この例は、自分の実力に勝るライバルなどは存在しないという例です。

しかし、あくまで自分で言っているだけですのでひょっとしたら実力に勝るライバルという物は存在している可能性もあります。

まとめ

まとめ

「比肩」「匹敵」の違いですが、ライバル関係にあり、実力が同じかそれ以上であるかが「比肩」「匹敵」の違いで、「匹敵」はライバル関係にあり、比べるべきものの実力が上であることもあるのです。

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